「Ciscoは全てのシステムに同じSSH鍵を使うという過ちを犯し、その秘密鍵を顧客のシステム上に残しておいた」とSANSは解説している。 米Cisco Systemsは7月2日(現地時間)、「Unified Communications Domain Manager」(Unified CDM)の脆弱性に関する情報を公開した。システムに特権アクセスできるデフォルトのSSH鍵が存在する脆弱性など、3件の脆弱性について解説している。 同社のセキュリティ情報によると、Unified CDMにはサポート担当者へのアクセス用にデフォルトのSSH鍵が存在し、この秘密鍵がシステム上にセキュアでない方法で保存されていることが分かった。攻撃者がこの鍵を入手でき、サポートアカウント経由でシステムにroot権限でアクセスできてしまう状態だという。 この脆弱性について米セキュリティ機関のSANS Internet
シスコが4月23日、同社SDN戦略の進展を説明した。その骨子は、提供開始済みの同社製品に共通のAPIである「onePK」に加え、SDNコントローラの展開の道筋がはっきりしたことで、より抽象化されたレベルでのプログラマビリティを提供し、顧客におけるネットワーク関連の問題を解決していけるようになるということだ。 シスコシステムズはOpenDaylightプロジェクトの発表を受け、4月23日に都内で同社のSoftware Defined Networking(SDN)戦略の進捗を説明、国内でも今後積極的に推進活動を行っていくことを明らかにした。戦略関連の説明の骨子は、提供開始済みの同社製品に共通のAPIである「onePK」に加え、SDNコントローラの展開の道筋がはっきりしたことで、より抽象化されたレベルでのプログラマビリティを提供し、顧客におけるネットワーク関連の問題を解決していけるようになると
4月23日、シスコシステムズは同社のSDNへの取り組みであるCisco ONE(Open Network Environment)に関する最新情報のアップデートを行なった。昨年6月に発表されたCisco ONEの基本的な取り組みに変更はないが、新たに業界各社の参加によるオープンソースプロジェクトである“Daylight Project”への取り組みが明らかになったことで、より方針が鮮明になったと言える。 「マニュアルから自動化の実現へ」が根本的発想 まず概要説明を行なった、米シスコシステムズのデータセンターグループ シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャのデビッド・イェン氏は、「データセンターにはさらなる拡張性の実現が求められ、そのためにネットワークのシンプル化と効率化が不可欠となっている」とし、SDNの実現がユーザーのニーズに応えるためにも必要とされているとの認識を示した。 続い
シスコシステムズは2012年10月23日、戦略説明会を開催し、インターネット活用の新たな研究開発組織を日本に開設すると発表した。平井康文社長は「世界にあるインターネットに接続できる“モノ”はまだ1%しかつながっていない。残りがつながるための課題を日本が先導して解決していく」と狙いを説明した(写真)。 2012年11月に、日本オフィス内に「Internet of Things(IoT)インキュベーションラボ」を開設。テクニカルアドバイザーとして米本社フェローのジェーピー・ヴァサール氏を迎え、10人体制で運営を始める。 IoTインキュベーションラボでは、M2M(マシン・ツー・マシン)やセンサーネットワークなど、今後のインフラに必要なインターネットのアーキテクチャーを開発していく。 同ラボの責任者である木下剛専務執行役員は「IoTではこれまでとは異なるアーキテクチャーや考え方が求められる。パート
米VMwareが、米ネットワーク仮想化企業のNicira Networksを120億ドルで買収すると発表した翌朝、筆者のメールの受信トレイは、動揺したSoftware Defined Network(SDN)関係者からのコメントであふれかえっていた。それらのコメントの要旨は、「米Cisco Systemsは窮地に立たされた」「SDNは定着する」の2点だ。 関連記事 iPhoneでは使えない? ギガビット無線LAN販売を急ぐCiscoの死角 Ciscoの新パートナー戦略はユーザー企業に何をもたらすのか? 確かなことは、VMwareのNicira買収によって、技術の1つとしてのSDNの将来性が裏付けられたということである。SDNは、最近まで実際の製品というよりもベンダーのビジョンであったことを考えると、この点は重要だ。「天文学的な値段だ」と、米調査会社451 Researchのエリック・ハンセ
6月29日、シスコはSDN(Software-Defined Network)への取り組みを発表し、ネットワークだけではなく、コンピューターまで含めたオープン化を推進する「Cisco ONE」を発表。また、CatalystやNexus 1000vなどでのOpenFlow対応も進めていくという。 SDNのアプローチは1つではない 今回発表された「Cisco ONE(Cisco Open Network Environment)」は、アプリケーションによるネットワーク制御を可能にするSDNに向けた同社のアプローチを総称したもの。今までプロプラエタリと言われたシスコがオープンの世界に踏み出すという点で意義深い内容となっている。2012年Q4までにOpenFlowコントローラーとエージェント、そしてオーバーレイネットワーク、「onePK(One Platform Kit)」と呼ばれる包括的なAPI
ネットワークの効率的な利用をアプリケーション側からも可能にするという「Cisco ONE」構想を発表。SDK提供やルータ・スイッチでの対応などを10~12月期に開始する。 シスコシステムズは6月29日、柔軟性の高いネットワーク利用を目指すとした「Cisco Open Network Environment(Cisco ONE)」構想を発表した。この構想に基づくさまざまな施策を今年10~12月期から開始する。 Cisco ONEではソフトウェア技術やハードウェア技術、仮想化技術などを包括的に組み合わせて、理想的なネットワークの利用を可能にするという。アプリケーションやサービスの特性に応じてネットワークの利用形態をカスタマイズし、質の高いサービスやITリソースの最適化、サービスの迅速な立ち上げや収益化などを実現するとしている。 テレビ会議経由で国内メディア向けに同構想を説明した米Cisco S
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2012/06/05 IIJとACCESSの折半出資で4月に設立されたストラトスフィアは6月4日、同社が開発中のSoftware Defined Networking(SDN)技術を紹介する場を設け、最終的には「クラウドOS」の構築を目指していると説明した。 「SDNはこれまで、サーバの人たちが取り組んでいる例がほとんど。しかしネットワーク屋でなければできないことが多い」と、IIJで長年技術をリードし、ストラトスフィアの代表取締役社長に就任している浅羽登志也氏は@ITに話した。同社はネットワークの仮想化をベースとしながら、各種サービスコンポーネントおよびAPIを追加していくことにより、クラウド上のリソースと物理インフラを結び付ける包括的な製品群を提供するという。 [2012/06/06追記] 「クラウドOS」という表現は、ヴイエムウェアなどが自社の仮想化/クラウド管理プラットフォームを表現
Ciscoの7インチタブレット「Cius」は7月31日に750ドルで発売。専用のアプリストアは既に公開されている。 米Cisco Systemsは6月29日(現地時間)、昨年10月に発表した企業向けAndroid搭載タブレット「Cisco Cius」を7月31日に予価750ドルで発売すると発表した。また、Cius向けのアプリストア「AppHQ」を公開した。 Ciusは7インチのタッチスクリーン、前面と背面の2台のビデオカメラ、スピーカー、32Gバイトのフラッシュメモリを搭載し、ネットワークはIEEE 802.11 a/b/g/nおよびBluetoothに対応。搭載するAndroidのバージョンは2.2。1月にはLTE対応版を発売すると発表していたが、7月発売の時点ではWi-Fi版のみになるようだ。 AppHQは、Cius向けのアプリを販売・購入できるアプリストア。開発者はAppHQでCiu
「全世界のIPトラフィックは年率32%の割合で増加している。2015年にはゼタバイト(ZB)に突入する」(写真1)---。シスコシステムズ合同会社の堤浩幸サービスプロバイダー事業副社長(写真2)は、2011年6月28日に開催した同社の記者説明会でこのように語った。 シスコは毎年、世界のIPトラフィックのトレンドを把握するために「Cisco Visual Networking Index(VNI)Forecast」という調査を実施している。6月にその最新版を公開した。その調査によると、2010年に1カ月当たり約20.2エクサバイト(EB、ペタバイトの10の3乗倍)だった世界のIPトラフィック総量は、2015年には80.5EBに急拡大すると予測する。年換算すると966EBとなり、その上の単位となるゼタバイト(ZB、EBの10の3乗倍)が見えてくる形だ。 ゼタバイトは、値が大きすぎて簡単にはイメ
米Cisco Systemsは4月15日(現地時間)、テキサス州アレンに新データセンターを開設したと発表した。広さ約3530平方メートルでTier III相当の設備を備えるこのグリーンデータセンターは、Ciscoのクラウドコンピューティングへの取り組みを示すと同社は説明する。 同データセンターでは、データセンタープラットフォーム「Cisco Unified Computing System」やNexus 7000シリーズなどのスイッチやルータのほか、米EMCとその傘下の米VMware、米NetAppなどの技術を採用し、Cisco社内と顧客やパートナー企業にWebExなどのクラウドサービスを提供する。 また、「Cisco Unified Fabric」による設計でスイッチやケーブルを大幅に削減することで、100万ドル以上のコストを削減したという。屋外の気温が低い場合は外気による空冷を実施する
米Cisco Systemsは6月29日(現地時間)、ビジネス向けAndroidタブレット「Cisco Cius」を発表した。高精細動画によるビデオ会議をはじめとするコラボレーション機能と、仮想デスクトップ機能でのクラウド利用が特徴だ。 Ciusは7インチのタッチスクリーン、前面と背面の2台のビデオカメラ、スピーカー、32Gバイトのフラッシュメモリを搭載し、ネットワークはIEEE 802.11 a/b/g/nおよび3G、Bluetoothに対応。将来的には4G(3.9G)にも対応する。重さは520グラム。ドッキングステーションに接続することでキーボードやマウスを使って操作することもできる。 2つのカメラによって同社のテレビ会議システム「Cisco TelePresence」が利用できるほか、「Cisco Quad」「Show and Share」「WebEx Connect」「WebEx
「仮想化環境の構築・運用で直面する一般的なトラブルの多くは、UCSを使うことで解決できる」。ユニアデックスの高橋優亮氏(商品戦略部 マーケティング室 チーフアーキテクト バーチャリゼーションエバンジェリスト)は、4月14日に東京都内で開催された「仮想化フォーラム2010」で、「えっ!シスコのサーバーで仮想化!?」と題して講演し、シスコシステムズが提供するデータセンター向けブレードサーバー「Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)」の優位性をこう強調した(写真1)。 高橋氏はまず、Cisco UCSが仮想化環境向けの利用を前提に設計されたIAサーバーであることを説明。「他のサーバーベンダーが提供するIAサーバーは、途中から仮想化技術に対応したもの。UCSは後発の製品だが、最初からどんなサーバーであれば仮想化を生かせるかを考えて設計されている」とした。
シスコシステムズ合同会社は10月15日、同社が提唱する次世代データセンター構想「Data Center 3.0」に関する説明会を開催。同社アーキテクチャ&テクノロジ事業統括 マネージングディレクターの石本龍太郎氏より、最新トピックなどが紹介された。 石本氏は、Data Center 3.0のこれまでの動きを振り返り、「まず、データセンター内のネットワーク統合を実現するために、MDSやCatalystといった製品を投入。そして、昨年は、仮想化にフォーカスしたユニファイドファブリック製品であるNexus 5000を発表した。Nexus 5000では、FCoEを採用することで、FCとEthernetという2つの配線を1つにまとめることができた。今年に入ってからは、さらに進化してユニファイドコンピューティング(UCS)を春に発表した」と、IaaSやPaaS、SaaSを支えるXaaS(X as a
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