東洋経済の今週号は、このブログをご覧になるような方には気になる内容ではないだろうか。「テレビ・新聞陥落!」という特集で、広告ビジネスに関することもいろいろと書かれている。 日本テレビの氏家齊一郎氏のインタビューがあって、「このかつてない厳しい環境を3年前から警告していた」と書かれている。ところが、3年前の、このインタビューではまったく強気。 広告費について「急に伸びていくということはないかもしれないけれど、安定成長期に入ったんだから、国内経済の成長と同じ程度には伸びていきますよ」と言っている。 まあ本文を読むと実際に危機感を持ったのはこの直後のようだ。 今回のインタビューでは「現在の広告減少は景気循環的なものではない。今進んでいるのは、もっと大きい構造的な変化だ」と言っている。興味深いのは、構造的変化とは「端的にいえば流通の寡占化の進行」という指摘である。 「メーカーなどの供給者