麻生首相 「配慮に欠く発言」に「どうして?」 麻生太郎首相は15日の参院決算委員会で、日課としている朝のウオーキング中に「徘徊(はいかい)老人に間違われた」と発言した。自身が誤解されたことを紹介したものだが、一部に不快感を与えかねない表現だ。同委員会では、ペンのキャップを口にくわえていたため、民主党議員から注意される場面もあった。 麻生首相は、健康増進策に関する質問に、自身の朝のウオーキングを挙げた。その中で散歩中に、人から呼び止められたことを明かし「いい年こいて朝歩いてるなんて、徘徊老人に間違われた」と発言した。徘徊は認知症患者にも見られる症状で、不快感を与えかねない表現だ。自民党の荻原健司氏が高齢者の健康維持に関して質問した答弁では「速く歩くようにしたおかげで言われなくなった」とも述べた。 首相は就任から2カ月半余りが経過した現在も、首相公邸に引っ越しておらず、東京都渋谷区神山