中国の大学入試統一試験「高考(ガオカオ)」初日、湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)市の試験会場(2012年6月7日撮影)。(c)AFP 【6月8日 AFP】過酷な競争で知られる中国の大学入試統一試験「高考(ガオカオ)」――「人生を決める」と言われるこの試験に勝ち抜くため、受験生や親たちは「必勝部屋」や「お受験保母」から「合格注射」まで、あらゆる手を尽くす。 7日行われた今年の試験は、募集人数685万人に対し900万人以上が受験した。一流校の競争は特に激しく、カンニングなどの不正行為もはびこる。今年も、ワイヤレス受信機や隠しイヤホンを販売した容疑などで既に1500人が逮捕された。 ■今年は「お受験注射」も登場 どうにか合格を果たそうと、受験生やその親たちは違法にならない範囲で奇抜な策に訴える。今年は、エネルギーを高める注射や点滴を試験前に打つ受験生が話題になっている。ホルモン注射やピルで