たっぷりと二回セックスをして、裸のまま布団でぐだぐだと雑談をしてたら、彼氏が「おじいさん、おばあさんになってもこうしてたいね」と言ってきたので、私はちょっと嬉しかった。 「そうだねえ」と私は結婚生活を妄想してたら、彼氏は、 「ばあさんや…」 と言って、キスをしてきた。彼にはこういうところがある。私も 「じいさんや…」 と言って、キス仕返した。すると彼氏は、 「ばあさんや、いつまでたっても初々しいのう。二十代の頃みたいじゃ」 と言ってディープキスしてきた。私も 「じいさんや、二十代の頃が懐かしいのう」 と言ってノってみる。でも、彼氏があまりに本気で演技してくるので、私はプッと吹き出してしまい、「やめ、やめw」と言った。 彼氏はじゃっかん不満そうで、何度も「ばあさんや」としつこくキスをしてくる。 私はその時、気がついたのだった。彼のアレがビンビンであることを。もう二回もしてるのに。 どこに興奮
40歳前後の頃、50代の女性に「50過ぎたら楽になるわよ」と言われたことがある。 彼女たちは私が持っていた一般人対象の美術系講座の生徒さんで、当時53〜54歳くらい。皆さんとても明るく楽しそうでエネルギッシュで、「私より全然元気だな〜」といつも感心していた。 50過ぎたら楽になる。それを聞いた時、私は思わず「ほんとに?」と真顔で食いついたのを覚えている。その人は笑って「たぶんね」と言い、「ある時憑き物が落ちたみたいに、スーッと軽くなるの。ね?」ともう一人に同意を求め、隣の人は「先生くらいの年齢は一番大変なのよ。でもそこを抜けたら楽だから」と言った。そうなんですか。 確かに、その頃の私はいろいろとしんどかった。眼に見える更年期障害はまだなかったが、精神的には不安定。その中心にあったのは、加齢恐怖だ。 その頃、同世代の同性の友人と会えば、 「最近ちょっとヤバいんだ」 「うん。私もちょっともう、
少子化が叫ばれて久しい。国は何も対策を打てずにいる。 そもそも、僕らもどうしてこんなにセックスを特別視しているのだろう。 待ちゆく人とセックスすることがなぜ悪いのか。 仕事中にセックスしていけないというのは当然として、なぜ定時過ぎすぎるやいなや隣の人とセックスしてはいけないのか。 帰りの電車内でセックスして駅乗り過ごしちゃったっていいじゃないか。そのまま車庫にぶちこまれたっていいじゃないか。 昼時の公園で、子供の前でセックスしたっていいじゃないか。これからの時代、早期教育はより重要性を高める。 毎日毎日、隣に聞こえるぐらい嬌声をあげてセックスしたっていいじゃないか。隣だって聞きたいはずだ。むしろ隣もセックスはじめてこっちに嬌声を聞かせるぐらいでいいんだよ。 どうしてこんなにセックスのハードルが高いんだろう。 辛い。
風俗で働いてる。一度だけ、ホテルの部屋に入って、お客さんがお金だけ払って何もせず帰って行ったことがあった。 お金を払っていても、何も責任が発生しなくても、 「お前を抱く価値はない」と宣言されたということだ。 無数の精子の中から子種を選別する側である女にとって、男から「責任が発生しない状態で」セックスを拒否されるということは、 「あなたの遺伝子の存続を許さない」という強固な生物的存在理由の否定に他ならない。 これほど強烈な暴力はない。 だからと言って「生理的に嫌悪を感じる女」を相手を傷つけないために無理して抱いてやることが優しさかというと、 そうでもない点が性淘汰の残酷なところである。 責任が発生しなくても抱く気になれない女を仮に妊娠させたら、 お互いが不幸になるのだから。 強姦は「魂の殺人」というが、批難を承知で言えば、 誰にもセックスを求められない女より強姦された女の方が何百倍も幸福であ
私たちはジェンダーやセクシュアリティに関する話が好きだ。とくにセックスワーカーや風俗嬢などに関する噂話が大好きだ。なかでも、そういう仕事をなぜ好んでしているのか、どういうきっかけでその仕事に入ってきたのか、あるいは、そういう仕事に就くような女の子は、どういう家族構成で、どういう暮らしをしていたのか、という、動機や原因を探るような話が大好きである。 しかし、おそらく、セックスワーカーに関するこういう話し方は、彼女たちをなにか逸脱したもの、規範から外れたもの、おおげさにいえば「異常」なものとして扱ってしまうことになる。 本書の筆者にとって、序文にも書かれているとおり、風俗やキャバクラ、そしてAVの世界は身近な世界だった。だから、筆者はそういう場所にいる女性たちを、なにか私たちと異なるものとして描きたくなかったのだろう。 性を売る女性たちのなかでもAV女優はとくに、動機や原因を語る圧力につねにさ
傍らにPCを置いて洗面所の床にバスタオルを敷き、上半身裸になってからローションを取りに部屋へ戻る。 ローションを持って洗面所までやってきて、今度はコンドームを忘れたことを思い出す。 「いけねっ」と思わず声が出るほど狼狽し、駆け足でもう一度部屋へ引き返して、ようやく戻ってきた洗面所で息を切らしながらコンドームの袋を開ける。 深呼吸してバスタオルに横たわった俺は、少し力の入った指先でPCのブラウザを開き、目をきょろきょろさせながら今日のオカズを探す。 無意識だが頬はわずかに緩んでいる。 今日は何にしようかなぁ。 この前はあの動画で抜いたし、その前はこの画像で抜いた。 じゃあ今日は久しぶりに○○ちゃんで抜くか、と決めて、若い女の子のビキニ写真をPCの画面一杯に拡大させる。 ふぅ、と一息ついた俺は、落ち着いた様子でローションを手に取り、よく馴染ませた後、画像を見ながら想像力を膨らませる。それと同時
と大学の飲み会で男の子たちに振ってみた。 「風俗の方が金銭・時間・労力すべての点において安く済むでしょ?」 「性欲を満たすだけならそうだろう。でも愛情は手に入れられないよ。」 「彼女作って結婚して、相手が本当に自分を愛している保証なんてあるの? 財力目当ての女性と結婚したら、風俗に通っているのと同じことじゃない?」 「風俗だと子供作れないでしょ。」 「何で子供作ろうと思うの?子供作らなくても生きていけるよね?子供作るとお金も手間もかかるよね?」 「社会は子供の誕生を必要としているんだよ。労働力がなくなれば税収もなくなる、国の経済力もなくなる。」 「みんな社会のために子供を生んでいるの?じゃあ社会が子供を作ることを要求しなくなったら人々は子供を生まなくなるの?」 「事実として、子供が欲しいという人はいる。そしてその事実を前提として社会制度は構築されている。」 「子供がそもそも欲しくないという
付き合った彼氏が童貞だった。私は非処女。 二人とも二十代後半で、その事を知らずに付き合っていたから、それを聞いたとき驚いた。 個人的には、「初めて」の相手になるのは女だって悪い気はしない。むしろ嬉しい。 でも、私にとって初めての経験はあまりいい思い出ではなかったから、 彼にとっては一生に一度しかない初めてを良い思い出にしてあげようと、色々考えた。 男性から見たら、「いかにも女の子の考えるシチュエーションだ」と思われるかもしれない。 彼の誕生日に、そこそこ良い夜景の見えるホテルを予約した。 下着も可愛いのを新しく買った。(PJのやつだけど) こじゃれたwレストランでご飯を食べて、軽く酔ったあと部屋でイチャイチャ。 ここまでは完璧だった。 彼が緊張によってたたなかったのである。 まーそういう事もあるか、と思って、呑気に構えたかったが、 何を思ったか(酔った勢いもあった)私は、 「あ!!年上のお
最近特に思うんだが、セックスはすごい。自分は今の恋人との付き合いが一年を越えて、彼女との性行為がなにか新しいステージに到達したように思う。具体的にはセックスのことをある種の儀式だと捉えるようになった。儀式というのは必ず日常とは隔離された時空間を必要とする。「シンジくんは気分のムラがありすぎる」といろんな人たちからいつもよく言われていた。気分のムラは集中力に差を生み、集中力はタッチの繊細さに大きな影響を与える。それを解消するために、今はひとつひとつのセックスをバッターボックスに立つイチローのように迎えている。つまり儀式化のための予備動作というものを取り入れている。そのうちセックス教団立ち上げるかもしれない。彼女は日常空間からの自然な延長線上でグラジュアルにセックス空間に入り込んでいくやり方のほうがお気に入りらしいけど。 おもえば、、(回想のはじまり。はじまりは静かに訪れる)小学校低学年の時の
ビビった。 居酒屋でいつも通り今はまってる二次元キャラについて盛り上がっていたときに 不意に友人が「そういえば彼氏もその漫画はまってるんだけどー」って言いだした。 そこからちょっとその彼氏の話題になり、そしてその最中本当に、本っ当にさりげなく、 「前うっかりホテルで生でやっちゃってさ。妊娠してないかなって焦っちゃったよ(笑)」とか、友人が言った。 生?生っていうと生鮮食品しか思い出せないんですが…… 将太の寿司で、泳いでるマグロにとびついて針一本でしとめるキャラを思い出した。 いまだ人生の中で、私は「コンドーム」と口に出したことすら無いというのに。(2chやはてなでは何度も書いたけど) スキンといったら、あんた、昔作ってたapeskinしか思い浮かばないよ…掲示板?掲示板設置するの?っていう ゴムっていったら輪ゴムしか思い浮かばない。薬局で「何このスタイリッシュな箱」って思って見てたらコン
今年で43歳。12年前に離婚し子供もいない。結婚する気もなく、家などを買うこともなく安アパートで12年を過ごした。酒もタバコもギャンブルもやらず、車もない恋人も8年いない。年収は650万で人並みなので金が貯まる一方なのだ。 今年の春先「俺の人生これでいっちょ上がり」と思ったら無性に寂しくなり。なぜか「愛人が欲しい」と思った。 サイトで募集し、35歳の人妻から16歳の高校生まで応募があり何人かと面接した。 19歳の「ぷちアイドル」(??)の人に決めた。黒髪で見た目AKBっぽくって、おしゃべりでスタイルがイイ! 面接のあと「愛人になってくれますか」というと「まじっすか!やったー!!」と喜んでくれた。アイドルのオーディションに受かったような喜びようだった。 最初にサイトを通じて提示した条件は月に3-4度会って15万円。愛人の間は彼氏を作らない。彼女の部屋に泊まれる。(俺の部屋は安アパートなので無
「女子高生のあの子。パンツはいつも丸見えだし、カバンの中にコンドームは入ってるし、言葉遣いは最悪。だけど、話すと意外といい子なんだよ」 「あの子は、お金がなくて、ソープとかAVとかやってるし、援交もしていたけど、話すと意外といい子なんだよ」 「おい。里中、差別したらだめだよ。本当は、皆、いい子なんだから。話せば分かるよ」 こんなに能天気な話はもう聞きたくない。それを「いい子」とは言わないんだよ。 では、本物のいい子の立場は? お金がなくても、地味に働いていて、売春もしなくて、きちんとした恋愛をしていて、言葉遣いも挨拶も丁寧で、女らしく羞恥心がある。そういう女の子たちの立場は? じゃあ、そういう普通の女の子の事は、「女神」と呼んで欲しい。 真面目に生きている人間を褒めず、なぜか、ずっとモラルに反する事をしている人間がたまに良いことをしたり、たまにまともなことを喋っただけで、「彼女はいい子なん
追記。これはおれの個人的な経験談。 おれは、あるときまで義務感でセックスしてた。求められたから、応えてた。当然、気持ちよくなんかなれなかった。実際、セックス中にイッたことはなかった。 でも、おれがイケないと、相手は不安がった。だからおれは、イッたふりをしてた。ぶるぶる腰をふるわせたり、わざと喉をしぼって喘いだりしてた。そして落ち着いたふりをしてから引き抜いて、すぐに隠しながらトイレへ行って、白い液体がすこしも入っていないのを見せないようにしていた。 おれの演技は、相手を満足させることができていたみたいだった。実際相手は、不安なくうれしそうにイッてた。おれがイケないでいるあいだに、何回も何回もイッてた。おれはかなしかった。うそばっかりついてるおれが情けなかった。でも相手が幸せだったらそれでいいと思ってた。 二年後、その相手は、フェロモン全開の男に誘惑されて、その男と何度も浮気したあと、いよい
先日、偶然、本当に偶然元カノに会った。 別れてからだいぶ時間も経っていたし、別れ方もさっぱりしていたので、 久々に会った友人感覚で話が盛り上がってしまい、 後日夕食を食べに行く流れになった。 で、この前の連休、一緒に食事をした。 もともと美人だったんけど、化粧も上手くなっていて、髪型も好みで、余計美人になっていた。 モテるんだろうな~と思いつつ、聞いてみたら、意外にも付き合っている人はいないらしい。 俺も今は独り身だけど、もうこの人とは一度別れた関係なので、特に何も期待はしていなかった。 そういう話にも踏み込んだけど、彼女ももう俺には恋愛感情はないと言った。 その後、場所を喫茶店にうつし、付き合っていた頃の話などで盛り上がった。 付き合っていた頃にはしにくかった話(結婚観の話とか)もした。 互いに変わった所、変わってない所があって、とても楽しかった。 遅くなってしまったので、喫茶店から彼女
オススメ本を持ち寄って、まったりアツく語り合うスゴ本オフ。今回は「結婚」をテーマにした作品が集まったぞ。シーサー株式会社の一室を会場にして、結婚に夢を抱いている未婚の方も、結婚にだいぶ疲れた既婚の方も、生々しい話に及ぶ。 今回はいつもと違って、二つのアプローチから選んでもらった。すなわち、「結婚は素晴らしい」という肯定派と、「結婚は人生の墓場だ」という否定派だ。 最初は、結婚のダークサイドな作品が中心に紹介されていたけれど、後半になるに従って、結婚をポジティブに捉えた本が続々と出てくる。そういや、「結婚は人生の墓場」という人には、「夜は墓場で運動会」と返しなさいって、ばっちゃが言ってた。 著者対決も面白い。林真理子のネガティブv.s.西原理恵子のポジティブを並べてみると、如実に出てくる。ゴジラ対ガメラの対決じみてて面白い。どっちに軍配が上がるかはレポートしているので、ご自身で判断してほしい
はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。 野郎同士のおはなしです。 付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。 それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて そしてやる事やらない、枯れた関係になる。 みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。 毎日仕事行って帰って、海外ドラマのDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。 そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。 昔ミスチルの歌にあった 「つじつま合わせるように、抱き合って眠る」 自分としてはまさにそんな感じだった。 かと言って別れたいか? というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての 情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、 そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。 この辺、普通のカ
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