9日朝早く、広島県庄原市のJR芸備線で線路脇の斜面が崩れ、走行中の列車が土砂に乗り上げて脱線、横転しました。列車に乗客は乗っておらず、運転士にけがはありませんでした。 JR西日本によりますと、この事故で列車は脱線、横転しましたが、乗客は乗っておらず、運転士にもけがはありませんでした。 運転士は、線路上に土砂や倒木が流れ込んでいるのを発見し、非常ブレーキをかけましたが間に合わなかったということです。 現場は、芸備線の東城駅から北西におよそ1キロ余りの、住宅や福祉施設などが立ち並ぶ地域で、線路脇に斜面が迫っているということです。 JR西日本は斜面が崩れた詳しい原因を調べています。 事故の影響で、芸備線は東城駅と備後落合駅の間で9日は終日、上下線で運転を見合わせ、マイクロバスによる代行輸送を行っています。