米セールスフォース・ドットコムは、6月16日から3日間にわたり、ニューヨークで大規模なマーケティングイベント「CONNECTIONS 2015」を開催した。イベントでは、同社のクラウド製品を活用したさまざまな導入企業の事例が紹介されたが、中でもユニークだったのが、世界的な化粧品メーカーであるロレアルの施策だ。 ロレアルは2014年にメイクアプリ「Makeup Genius」(iOS/Android)を公開した。自分の顔をスマートフォンのカメラでスキャンするだけで、好きなメイクをバーチャルで試すことができるアプリだ。実際にハリウッドスタジオで使われている技術を採用しており、選んだメイクがユーザーの顔の動きに合わせてリアルタイムに付いてくるので、どの角度からでも本当にメイクをしたように見える。 プロのメイクアップアーティストが手がけたメイクも用意されており、たとえばカンヌ映画祭などのイベントで