携帯電話の「賭博」サイトを運営していたのは-。ギャンブル専門誌の出版社「白夜書房」の子会社「白夜プラネット」(東京都豊島区)が運営する携帯電話ゲームサイト「カジパラ」で賭博が行われていたとして、今月1日、同社社長の森下幹人容疑者(40)ら3人が常習賭博容疑などで警視庁保安課に逮捕された。森下容疑者は白夜書房社長の長男。出版界の“御曹司”が危険な橋を渡った理由は何だったのか。携帯賭博サイトの実態と問題点を追った。(西尾美穂子) ■ネットでコイン、チケット…120万円の損をした利用者も ポーカー、花札、チンチロリン、スロット、ブラックジャック…計7種類のゲームを、年齢制限なく、誰でも楽しめるようになっていた「カジパラ」。 捜査関係者によると、その実体はカジノだった。 開設された平成20年11月から同課の捜査で閉鎖されるまでの約3年間で、ゲームの会員登録者は1500人以上。計約6万回利用され、賭