ディスク単体の性能を,1秒当たりに処理できるI/O数で示したものが「IOPS」である。DBサーバーなど頻ぱんにディスクにアクセスする用途では,IOPSが高いディスクほど性能が良い データ転送時間には,ディスクから磁気ヘッドがデータを読み書きする平均メディア転送速度やインタフェースの転送速度,ドライブの信号処理とデータ転送を制御するCPUの処理時間などが加味される。 実は,これらの値は公開されていないため,正確なデータ転送時間は分からない。ただし,4Kバイトや16Kバイトなど,OSの読み書き単位程度の大きさであれば,数10マイクロ秒から長くても1ミリ秒程度であり,誤差の範囲である。 仮に,4Kバイトのデータを書き込むために必要なデータ転送時間を1ミリ秒とする。平均アクセス時間6ミリ秒のディスクにデータを4Kバイト単位で書き込むとする。このディスクのIOPSは,「1/(6ミリ秒+1ミリ秒)=1
【初級】知っておきたいストレージの基礎 第1回(前半) ハードディスクの動向 ストレージの記録密度が急ピッチで上昇し続け,一方ではネットワークとストレージの融合が進み,ストレージ分野が大きく様変わりしている。今や,5年前の知識が通用するとは限らない。本講座は,今後のストレージ環境を読み解くための基礎知識や最新のスペックを紹介していく。1度基礎を学んだ方にも読んでもらいたい。 【初級】知っておきたいストレージの基礎 第1回(後半) テープ、ネットワーク型、ILMの動向 この1~2年,ストレージ分野では「ILM(Information Lifecycle Management)」が話題となっている。企業の保有データ量が急速に増大している問題に対して,データへのアクセス頻度別に各種ストレージを使い分け,コストを最適化する概念である。
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