分散システムにおいては以下の3つの要素のうち2つしか同時に満たすことができない、というCAP定理を提唱したのは、Eric Brewer氏でした。 C:Consistency(一貫性) A:Availability(可用性) P:Tolerance to network Paritions(ネットワーク分断への耐性) 一般にリレーショナルデータベースでは、一貫性(C)と可用性(A)をできるだけ保証する代わりに、ネットワーク分断への耐性(P)を犠牲にしています。ネットワークが途中で切れたり大きく遅延した場合、動作が保証されなくなってしまうわけです。 一方でNoSQLでは一貫性(C)よりも可用性(A)とネットワーク分断への耐性(P)を優先させるものが多く、分散システムでの動作に向いていると説明されます。このようにNoSQLの説明にこのCAP定理がしばしば引用されることになり、NoSQLの普及とと
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