東北大の学生サークル「仙台都市デザイン研究会」が12日、喫茶店と図書館を組み合わせた「カフェ図書―plat(プラット)」を福島県桑折町にオープンさせる。店名は英語で「見取り図」の意味。店に行けば町のことが分かり、誰でも気軽にプラっと入れる場所にしたいとの思いを込めた。高齢化が進む町に、若者の発想で新風を吹き込みそうだ。 店は福島蚕糸工場跡地のプレハブ小屋に設ける。本や家具は町民から譲ってもらい、蔵書は2000冊以上。店内で本を読めるほか、希望者には無料で貸し出す。スペシャルコーヒー(400円)や手作りのクッキーとジュースが付く子どもセット(100円)などを提供する。 店の運営には学生たちが交代で当たる。 研究会の苅谷智大代表(22)=工学部建築学科4年=らは昨年9月から、桑折町の地域活性化にかかわるコンサルタント会社の紹介で、まちづくり活動に参加。町中心部に図書館がないことから、喫茶