2014年5月24日、東シナ海を飛行中の自衛隊機に中国空軍機が異常接近する事件がありました(時事通信・WSJ)。 25日、中国国防部公式サイトは声明を掲載。日本自衛隊機は「中国の東シナ海防空識別圏に乱入、中ロ海上合同演習に対して偵察干渉を行った」と批判しています。 今回の件で改めて痛感したのは「中国人民解放軍は“甘噛み”のやり方を知らない」ということです。 中国が公海で演習を実施するのは自由ですが、他国がそれを見物して情報収集するのも自由です。冷戦期の米ソもそうして追いかけっこを繰り広げていたようですが、中国の場合は「演習が邪魔された?じゃあ火器官制レーダーを照射してみるか」「日本の国際海峡を通航したら偵察されたっ!じゃあヘリを護衛艦に異常接近させてやる」「米国の調査船が南シナ海を調査?じゃあ(偽装)民間船で妨害だ」と、それじゃ“甘噛み”にならないのでは……という強さでやり返してくるのが目