会社員生活を十数年続けた頃、私は仕事を通して一人の経営者と出会いました。 その半生に感銘し、彼が「人生を変えた一冊」と語る本を手にします。これがすべての始まりです。ページをめくるたび、体中に衝撃が走りました。どんな困難が立ちふさがろうとも、己を信じ、前へ前へと突き進む。そんな主人公の生き様にふれ、私は初めて自分自身の人生と真正面から向き合うことになります。居ても立ってもいられない想いに駆られ、会社を辞め、独立。自分が心の底から求める道を進もうと決意したのです。この一冊との出会いから、本を手に取り、ページを開く時を待ち望む、新たな人生が始まりました。 そして、日課のように本を読み始めて数年後、久しぶりに学生時代の友人と再会します。エネルギーに満ちあふれ明るい友人だったのですが、その日の彼は生彩を欠いていました。聞けば、妹さんを若くして亡くし、彼自身も大手術を経験。引き継いだ家業も、不景気の煽
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