JR東日本は6日、新宿駅から東京臨海高速鉄道りんかい線を経て海浜幕張駅まで乗り換えなし(約1時間)で結ぶ臨時直通電車を運行した。幕張メッセで同日始まった「フーデックスジャパン」に合わせ、9日まで1日1便、往路のみ運行する。 新宿・横浜方面からのアクセスの弱さが課題だったメッセ社がJRに働きかけて実現した。定期運転へ向けた社会実験と位置付けている。 京葉線とりんかい線は新木場経由で線路がつながっているが、これまでは東京ディズニーリゾートのある舞浜駅への団体臨時電車などを除き、直通運転はなかった。ダイヤ上の制約や、りんかい線区間をまたぐ分運賃が300円ほど割高になるのが壁となっていたとみられる。メッセ社は2005年にJRに相互乗り入れを要望して以降、働きかけを続けていた。 この日は午前10時36分、展示会関係者を乗せた6両の特急列車が新宿を出発。渋谷、大崎を経てりんかい線に乗り入れ、11時40