フランスで「新自由主義からの脱却」を掲げた新しい社会運動が起きている。1%の富裕層に対する批判で広がった米国の「オキュパイ運動」やスペインの新しい左翼政党「ポデモス」の躍進に通じる動きで、SNSを使って若い世代が自発的に集まっているのが特徴。現行の銀行システムや富裕層と敵対し、… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り991文字/全文1,131文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
日本で生活をしていると、子どもが成長するにつれ、受験はどうするか、塾には行かせるべきかと教育問題に直面する。フランスの親たちは、思春期の子どもにどう向き合っているのか。自らの体験をもとにフランス中学事情を振り返ってみたい。 フランスの教育制度では、小学校は5年間、中学校が4年間、高校は3年間となっている。日本では小学校から中学校への進級はスムーズだが、落第が普通にあるフランスではそうはいかない。十分な学力がないとみなされれば落第となり、もう1年小学校で勉強しなければならない。 進級できるとなれば、どこの中学校に子どもを進学させるか。公立か、私立か、とフランスの親も悩む。私立中学校の場合、小学校の成績や面接で選考がなされる。小学校ごとに基準が違う成績評価で中学校側はどうやって選考するのか不思議に思っていた。長年、書類選考方式を採用しているので、「この小学校でこの成績ならば、本校のレベルに達し
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