(CNN) 米アメリカン航空旅客機の機長が5日、乗員乗客152人を乗せてアリゾナ州フェニックスからマサチューセッツ州ボストンへ向かう飛行の途中で急死した。同航空が明らかにした。 同航空によると、機長の死因は病死だった。病名などは公表していない。 USエアウェイズが運航する550便(エアバスA320型機)は、乗客147人と乗員5人を乗せて深夜にフェニックスを発ち、米大陸を横断して東海岸に向かっていた。 機長の体調が急変したことを受け、同機は行き先をニューヨーク州北部のシラキュースに変更。操縦室から管制塔には「医療緊急事態。機長が操縦不能になった」との連絡が入った。 同機は副操縦士が操縦を引き継ぎ、現地時間の午前7時13分、シラキュースの空港に無事着陸した。 シラキュースの消防当局は、意識不明の人物を同機から病院に搬送したことを確認した。この人物が操縦士だったかどうかは分からないとしている。