ビジネスにおいて、人材育成の観念から、リーダーシップ行動論は、古くから研究と議論を重ねてきました。現代でも、リーダーの育成や、リーダーシップのありかたについて、様々な勉強会やセミナーを行っている企業も多いのではないでしょうか。今回は、学術的なリーダーシップ理論のひとつ、PM理論について解説します。 PM理論とは「PM理論」とは、日本の社会心理学者の故三隅二不二氏が1966年に提唱した、リーダーシップ論です。「目標達成行動-目標を達成するP(Performance function)機能」と「集団維持行動-人間関係に配慮し集団を維持しようとするM(Maintenance function)機能」の2つの能力要素により、リーダーシップは構成されているという理論です。 この2つの能力の大小により、4つの型に分類されます。P機能が大きい場合は、大文字のP、小さい場合は小文字にp、同様にM機能が大き