不安感や幸福感に作用するとされているホルモン「セロトニン」を脳内で増やすには、日光を浴びることや運動が良いといわれていますが、それだけではありません。実は、その他にも顔の筋肉を動かしたり、人とコミュニケーションを取ったりすることも効果があるといわれているのです。 日ごろからIT機器の使用が多く、無表情で無口になりがちな人は、セロトニン不足になっている可能性も。今回はセロトニントレーナーの信夫克紀(しのぶ・かつのり)さんに、脳内のセロトニンを増やす方法を聞いてみました。 脳内のセロトニンが不足するとどうなる? 信夫克紀さん 「セロトニンは、いってみれば、脳の中の『肝っ玉母さん』です。脳内物質や神経という『やんちゃ坊主』たちを、時にたしなめ、時に元気づけて、脳内の安定を保っています。 脳内でセロトニンが不足すると、イライラしたり、不安になったり、ひどい場合には、うつや不眠などのつらい症状に悩ま