Nokiaが途上国向けに提供している携帯電話の一例 今年9月、世界の携帯電話加入者数は20億台に達した。2002年に初めて10億の大台に乗ったとき、20億に到達するのは2006年〜2007年といわれていたのが、わずか3年足らずで倍増となった。現在、世界では万単位の人が、日々新たに携帯電話を手にしており、その多くを占めるのはアジアやアフリカなどの発展途上国の人々だ。 その価格と小さなフォームファクタから、携帯電話は、比較的手軽に入手できる通信手段となった。そして現在、携帯電話は途上国と先進国の格差を縮小するツールとして注目されている。今回、無線網ネットワークと携帯電話機の2つの事業で、アフリカ、アジアなどの途上国市場に進出しているフィンランドのNokiaに、携帯電話がもたらすデジタルデバイド解消の現状や課題について聞いた。 携帯電話が途上国にもたらすメリット デジタルデバイド問題が指摘され