周囲を鉄の板などで囲った「ヤード」と呼ばれる自動車の解体施設が犯罪の温床になっているとして、千葉県は県の職員が施設に立ち入って検査できる権限などを盛り込んだ条例を制定し、規制を強めることになりました。 ヤードは、周囲を鉄の板など高い壁で囲った自動車の解体施設で、盗難車の密輸グループが車を解体する施設として悪用するなど、犯罪の温床になるおそれがあるとして、警察などが実態の把握を進めています。 千葉県には確認されているだけで、全国で最も多いおよそ500か所のヤードがあり、19日の県議会でヤードの規制を強化するための条例が可決・成立しました。 千葉県は、ヤードの規制に特化した条例は全国で初めてだとしています。 条例は、ヤードの設置の届け出や取り引き先などの記録を義務づけているほか、県の職員が施設に立ち入って検査する権限も盛り込んでいます。 また、罰則の規定も設けられ、車を解体する際に出る油などが
