鳩山代表は31日、党本部で記者団に対し、米国のニューヨーク・タイムズ紙に掲載された鳩山氏の論文が米国内の一部から批判されていることについて、「決して反米的な考え方を示したものではないことは、論文全体を読んでいただければわかる」と強調した。 また、「日米関係を基盤にする中で、東アジアで経済的、政治的共同体を構想することは、まだ現実的ではないかもしれないが、夢を持つことは決して悪い話ではない」と語った。 論文は米国主導のグローバリズムや市場原理主義を批判し、アジア中心の経済体制の構築などを主張している。鳩山氏は「寄稿したわけではない。(日本の)雑誌に寄稿したものを、抜粋して載せたものだ」と述べた。論文は日本の月刊誌「Voice」9月号に掲載されたもので、英訳は鳩山事務所が行ったという。 ニューヨーク・タイムズ東京支局は、「ニューヨークの本社で作業しており、本社に聞いてほしい」としている。