いろいろ考えたらずいぶん経ってしまったのですが、とりあえず載せときます。 今更感があるのですが、日経サイエンス2月号で茂木健一郎氏と伊勢田哲治氏が対談されていたのですが、つっこみが入ってました。 TV番組で(たぶんあいのりで)茂木氏がコメントした「男女の脳の解剖学的所見や機能の差からみた男女の恋愛戦略の違い」に関してです。それはあくまで推測であって、実際のアドバイスに使うにはその結果が何を意味するかもっと慎重にすべきだが、番組では一気にハウツーまでもっていったのはどうか、という伊勢田氏の指摘です。それに対する茂木氏の答え。 茂木 確かに科学的とかいえない。ただ、科学論文は一般の人にとっては無味乾燥なものです。しかも、人間はすべて科学的根拠で生きているわけではない。どう生きようかと考えているときに、ヒントとなるアイデアを提供できたらいい。いわば、ここから先は生命哲学の問題だと考えています。