今回のゲストは、詩人の最果タヒさんです。最果さんは、10代からインターネットで詩を書き始め、20歳の時に現代詩手帖賞を受賞。『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(ともにリトルモア)などの詩集をはじめ、エッセイ、小説など20冊以上の本を出版してきました。さらには詩を使った美術館での企画展、ホテルとのコラボレーション、詩のプラネタリウム制作など、詩の魅力を新たなアプローチで発信しています。 前半では、最果さんが詩を書くようになったきっかけと言葉を前向きに捉えられるようになった音楽との出会い、著書出版や自作の詩のグッズ化に伴いデザインに込めた思いを聞きます。また、2024年2月に出版したエッセイ『無人島には水と漫画とアイスクリーム』(リトルモア)について、漫画の原体験や漫画への思いを掘り下げます。(この記事は全2回の第1回目です) 幼少期の夢は「自分で何かを生み出す人」