物質・材料研究機構のプレスリリースによれば、日本は世界有数のレアメタル資源国らしい。ただし、天然での埋蔵量ではなく、リサイクルの対象となる金属の量を算定したときの話である。 今回の発表は、リサイクルの対象となる金属量を「都市鉱山」という概念で捉え、産業連関表から求めた国内での主要資源の蓄積量を示したもの。これによれば、金は約6,800tと世界の天然鉱山の現有埋蔵量42,000tの約16%、銀は60,000tと22%にも上り、インジウムは世界の埋蔵量の61%にあたる量が都市鉱山として国内に存在するとのことである。なお、鉄の蓄積量の算定結果を鑑みると推定は妥当らしい。 これらのうち、どの程度を資源として活用できるかどうかはよく分からない。