恩田陸さんの「7月に流れる花」「8月は冷たい城」読了しました。 講談社ミステリーランド(少年少女のためのミステリーレーベル)刊なので、一応子ども向けなのかな? 確かに文字は大きめ、主人公は少年少女…なんだけど、子ども向けの枠を超えてかなり楽しめました。 物語のボリュームとしては中編くらい。 綺麗にスッキリまとまっていたので、このくらいの長さもいいな…と思いました。 恩田陸さんの長編連載モノ、たまにラストがアレだよね。 いや、途中過程はいつも最高に面白いんですけれども…! 物語のあらすじ 「7月に流れる花」「8月は冷たい城」。 共に同じ時間軸の物語なんですが、順番としては必ず7月から読んでください! 8月には7月のネタバレががっつりありますので。そこの所だけ、注意です。 「7月に流れる花」主人公の少女ミチルは夏流(かなし)という珍しい名前の町に引っ越してきたばかり。 だから町のことをよく知ら