防衛増税に関する政府案によると、所得税について2027年1月から税額に1%を付加する防衛特別所得税(仮称)を新設する。復興特別所得税の税率は1%引き下げる。
元日に発生した能登半島地震から8カ月――。能登被災地の現状がメディアでとりあげられることも減り、自民党総裁選に名乗りを上げた政治家が記者を引き連れて顔売りに来たり、復興が進み始めたかのようなニュアンスで報じられる一方、現地では今なお被災直後と変わらない深刻な現実が横たわっている。公費解体や交通網の整備、仮設住宅の建設などが遅れているにもかかわらず、震災直後には当然のように注がれた国や行政からの支援が次々に打ち切られ、行き場を失う被災者たち。失われた暮らしや生業をいつとり戻せるのか、まったく先が見通せない絶望感が覆うなかで、歯を食いしばって互いに協力しながら困難と対峙する日々を強いられている。本紙は石川県能登半島に赴き、被災地の今を取材した。 石川県の県都金沢市から車で北上すること約2時間半。左手に広々とした日本海を臨みながら一直線に続く高規格道路「のと里山海道」は、能登半島に入るとその表情
世界のどこかで6時間おきに日本企業が管理する液化天然ガス(LNG)の積み荷が港を出ている。燃料を超低温に保つ巨大な魔法瓶のようなタンカーはエネルギーを大量に必要とする各国に向かう。これらのLNGタンカーは、存在感を増す日本のガス帝国のほんの一部に過ぎない。 政府の熱心な支援により、日本企業は現在、老朽化し、資金繰りが困難になりつつある石炭発電所をガスに置き換えようとしている国々に完全なパッケージを供与している。エンジニアリング会社は技術と部品を、公益会社は燃料を、銀行は融資を提供する。 天然ガス産業に対する日本の支援は、半世紀で2500億ドル(約36兆円)規模に膨れ上がったLNG市場の急速な拡大に拍車をかけた。米国などの輸出国がLNG市場の成長から利益を得続けている一方で、自国のガス埋蔵量が少ない日本は、サプライチェーンの各段階で不可欠な存在となっている。 オーストラリアのLNG輸出最大手
Published 2024/08/16 16:25 (JST) Updated 2024/08/16 16:27 (JST) 斎藤元彦兵庫県知事の交流サイト(SNS)の更新が1カ月以上途絶えている。県の取り組みを発信するツールとして活用してきたが、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出た8日も投稿はなかった。自身の疑惑告発文書を巡り批判にさらされる中で言動に慎重を期したとみられ、識者からは「黙って下を向くのは政治家として不適格」と厳しい声が上がる。 斎藤氏は2021年の知事就任前後にX(旧ツイッター)とインスタグラムのアカウントを作成し、フォロワーは今月16日時点で計約3万5千人。県内で被害が出た昨年8月の台風7号や今年1月の能登半島地震では防災情報をタイムリーに投稿し注意を呼びかけた。 Xでは毎月数十件の投稿をしてきたが、7月6日に県内行事に触れた「兵庫県広報」をリポスト(転載)し
南海トラフ地震への注意を呼びかける臨時情報を受けて、松山市の観光地、道後温泉では、宿泊のキャンセルが数千人規模にのぼる見込みで、観光シーズンを迎えたホテル業界に影響が広がっています。 「道後温泉旅館協同組合」によりますと、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」の発表を受けて宿泊のキャンセルが相次ぎ、組合に加盟するおよそ30のホテルや旅館で数千人規模にのぼる見込みだということです。 このうち「道後プリンスホテル」では、臨時情報の発表のあとからキャンセルが相次ぎ、11日までに200人を超えたということです。 ホテルでは、夏休みのかき入れ時に向けて、1億円余りの改修費をかけて新たに露天風呂付きの客室など3部屋を設けましたが、この部屋のキャンセルも出ているということです。 そのうえ、別の大手ホテルチェーンが臨時情報を理由とするキャンセル料を免除したこともあり、同じように免除を求める客への対応に
企画した1人で、イルカ・アシカの飼育担当の釘宮ひなたさん(25)によると、2016年の熊本地震で被災した熊本市動植物園の職員からの「起きたことを伝えるのも役目」という助言が、写真展を企画したきっかけだったという。再開が近づく中、若手職員で話し合い「伝えきれなかったことを伝えたい」との思いで一致し、地震直後に作られたパソコン内の共有フォルダーに保存されていた記録写真から「通常ではあり得ない、地震後にしか撮影できない写真」を選定。プリントした写真を色紙に切り貼りして、本館やジンベエザメ館などに展示した。 本館では計50枚ほどの写真を使って地震直後の被害状況と復旧作業を時系列で紹介。地震直後の写真は、余震による落下物の危険性と断水の影響で、餌を外の広場で海水を使って調理する様子や生き物を避難させるため、総出で移送作業に取り組む様子など当時の緊迫した状況を伝えている。7月にようやく水槽の修復が完了
水が張られたジンベエザメ館の巨大水槽。久しぶりにライトの光が差し込んだ=石川県七尾市ののとじま水族館で(星野大輔撮影) 能登半島地震で深刻な被害を受け、復旧が進む石川県七尾市の「のとじま水族館」。かつて子どもたちの歓声が響いたイルカショーのプールは、今も水が抜かれたまま。それでも、水位の急減で2匹のジンベエザメが死んだ巨大水槽は最終点検を終え、再び水が張られた。20日の営業再開に向け、急ピッチで準備が進む。 地震から半年余り。足元の道路は陥没があったり、段差があったりしている。館内を見上げると、水が通る太い配管は壊れた部分が修復され、従来と異なる色の部品がつながれている。それでも館内の水槽は安全点検が進み、公開できるめどが立った。「ようやく、ここまできたという感じ。夏休みの子どもたちに楽しんでもらいたい」。企画係長の高橋勲さん(50)が笑顔をみせた。
元日の能登半島地震から1日で半年。被災した石川県七尾市の「のとじま水族館」は、いまだ営業を再開できていない。設備故障で多くの生き物が死に、イルカやペンギンなど一部は全国の水族館に避難している。そうした危機は、美浜町の南知多ビーチランドもひとごとではない。知多半島の海辺にある水族館は大震災が起きた際、どのような被害や対策を想定しているのか。 のとじま水族館は震度6強の地震に襲われ、水を循環させる装置や配管が壊れるなどして水質が急激に悪化。2匹のジンベエザメをはじめ約5千匹が死んだ。「明日はわが身と感じた」。ビーチランドの元飼育員で現在は施設管理を担当する近藤鉄也さん(56)は危機感をあらわにす...
西村康稔前経済産業相 この記事の写真をすべて見る 5月の上旬、平日の夕刻、兵庫県の淡路島の料理店に、10人ほどの男性が集まっていた。 午後7時ごろ、店に現れたのは、前経済産業相の西村康稔衆院議員。自民党の政治資金パーティー収入の裏金事件では、旧安倍派の事務総長経験者として東京地検特捜部の事情聴取を受け、4月に党員資格停止1年の処分を受けている。この日は地元、兵庫9区の支援者を集めた「飲み会」だった。 【写真】西村氏が選挙での警戒を口にする泉房穂氏 AERA dot.編集部は、この飲み会の様子がわかる約3時間分の録音データを入手した。そこには、処分を受けた後ながら、上機嫌で話す西村氏の様子が残されていた。 総裁選は「河野太郎、小泉進次郎ってわけにいかん」 席に着いた西村氏は、衆院解散についての話の輪に入り、 「(今の通常国会で内閣)不信任案が最後出てくる。否決か解散するか。まあ(内閣総)辞職
記念ロゴについて 警視庁職員から記念ロゴのデザインを募集し、計736点の応募の中から、大島警察署の女性警察官が考案したデザインが記念ロゴに選ばれました。 制作者が作品に込めた想い ひと目で警視庁らしさ、安心感、信頼感を伝えたいと思いました。 伝統の継承を、図案化したエンブレムの桜葉で表現するとともに、「150」の「0」と旭日章を組み合わせることで未来を明るく照らしている様を表現して、警視庁がさらなる発展を遂げられるようにとの願いを込めました。 慶応3年10月14日徳川幕府が崩壊し、天皇親政の明治の世となってから、わが国は政治、経済、文化等あらゆる制度文物を諸外国から吸収し、めざましい発展を遂げ、近代国家建設へと力強い歩みを続けました。 しかし、時代の流れと社会の進展にともない、治安関係も次第に複雑化し、これに対応する警察制度を確立する必要に迫られました。 このため、政府は、明治5年9月8日
震度6弱の揺れを観測した高知県宿毛市の図書館では、およそ3万冊の本が棚から落ちて散乱し、職員が片づけ作業に追われています。 宿毛市中央にある宿毛市立坂本図書館では、17日夜の地震の影響で9万冊余りの蔵書のうち3分の1近くにあたるおよそ3万冊の本が棚から落ちて散乱したほか、郷土史料などを保管している書庫の本棚が傾くなどの被害が出ました。 18日午前10時ごろ、職員などおよそ20人が床に散乱した本を拾って棚に戻すなどの片づけ作業に追われていました。 図書館は18日臨時休館していて、20日までには再開できるよう作業を続けるということです。 坂本図書館の橋本幸枝館長は「地震のあとすぐに駆けつけたがこれだけ被害が出るとは思っていなかった。1日でも早く再開できるよう職員で力を合わせて作業を進めたい」と話していました。
台湾・台北(CNN) 人懐こすぎて麻薬探知犬になれなかったラブラドールレトリバー犬の「ロジャー」が、台湾を襲った地震の被災地で救助犬として活躍している。 3日に台湾を襲ったマグニチュード(M)7.4の地震発生を受け、現場にはすぐに救助犬が派遣された。 切り立った崖の多い台湾東部の沿岸部では、景勝地の国立公園で土砂崩れが相次ぎ、建物などに被害が出ている。 当局や現地のメディアによると、仲間の救助犬とともに現場に出動したロジャー(8)は、この地震で死亡した13人のうち1人の遺体発見に貢献した。 台湾中央通信社(CNA)によると、ロジャーは相棒のハンドラーと共に大きな被害が出ている太魯閣渓谷に入り、行方不明になっていた21歳の女性の遺体を発見した。 現場で活躍する救助犬の中でも特にロジャーが注目を集めたのは、過去に失敗したという経歴のためだった。
お世話になります、株式会社ビットジャーニー前代表取締役の井原と申します。このたび、2024年4月1日をもちまして株式会社ビットジャーニーの代表取締役を退任しました。会社は4月末で退社します。仕事や個人的にお世話になった方々にお礼を申し上げたく、実際にお会いできる方につきましてはお時間をいただければ4月中にお礼に伺いたいと思っています。実際にお会いできない方々には直接お礼を申し上げたりご説明することができないため、こちらに記事として経緯や今後について残すことにしました。自分のことを知っていただいている方々への内輪の話ですので、口調がゆるいですがお許しください。 2014年11月14日に株式会社ビットジャーニーを立ち上げ、皆様に支えていただき約9年半ほど運営を行ってきましたが、今回会社を辞めて転職しようと思った理由が3つあります。 1つ目。約9年半社長をやってきましたが、自社のサービス「Kib
中居正広さんと一緒に文春砲を被弾のフジテレビ、局ぐるみの上納だけは否定した上で中居正広さんを置き去りにして逃げ切り図る
「来ていますよ、津波。来ている、来ている! 川を上って来ていますよ! 正面」 それまで冷静だったパイロットの緊張した声で、カメラを前方へと向けると、名取川を津波が遡上してくる様子が確認できた。 午後3時54分。ヘリの映像が、テレビで生中継され始める。 白波がザーッと川を上ってくる様子の撮影を続けていると、再び前方の席に座るパイロットと整備士の叫び声がした。 「海、海、海。もっと左、左、左」 カメラマンの座席は後部右側。真ん前や左側はよく見えない。指示された側にカメラを振ると、黒い津波が陸上にも押し寄せていた。 東日本大震災の津波の恐ろしさに、世界中の人が気づいた瞬間だった。 撮影できたのは「偶然」 この映像を撮影したのは、当時入局1年目の鉾井喬だ。ヘリでの撮影は研修を含めてこの日が4回目。4回といっても、実際に放送に使われたのは、前日に撮影した海岸の不法投棄現場の映像が初めてだった。 NH
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