東京駅といえば長いホームがたくさん並び、そこから地域の通勤電車と日本の各地を結ぶ新幹線の列車が多数発着しています。ところが、東京湾に沿って千葉に向かう京葉線は、そこから数百mも離れた通りの地下にホームがあります。なぜ京葉線だけ離れているのでしょうか。 成田新幹線の地下ホーム予定地を「活用」 日本の首都・東京を代表する「中央駅」として建設された東京駅。西側(丸の内口)には東京駅を象徴する赤レンガの駅舎があり、JRの山手線や東海道本線、そして東海道新幹線などのホームがずらりと並んでいます。 武蔵野線の列車も乗り入れる京葉線の東京駅ホームは鍛冶橋通りの地下。東海道新幹線などのホームが並んでいる場所から南に離れている(2014年3月、草町義和撮影)。 ところが、これらJR線のホームが多数並んでいる場所には、東京駅に乗り入れているはずのJR線のホームがひとつだけありません。その名は「京葉線」。東京湾