中国インターネット検索最大手、百度(バイドゥ)が19日発表した4-6月(第2四半期)売上高はアナリスト予想を上回った。バイトダンス(字節跳動)など競合会社の積極的な攻勢を受けたが、広告収入を維持した形だ。 売上高は1.4%増の263億3000万元(約3980億円)で、アナリスト予想平均の258億元を超えた。同社の米国預託証券(ADR)は19日、通常取引後の時間外取引で一時8.4%上昇。 市場では、中国のインターネット利用がデスクトップ型パソコンから携帯端末に広がる中で百度が勢いを失いつつあるとの懸念が強まっていた。バイトダンスといった競合他社は利用が拡大しているニュースやソーシャルメディアのアプリを通じて百度の中心的な広告収入を徐々に奪ってきている。バイトダンスは最近、検索エンジンも強化しており、百度の中核事業に直接的に挑む格好となっている。 百度は4-6月期の純利益が24億1000万元に