「Microsoftが目指しているのは、AIの民主化。AIのパワーを誰でも、安価に、使いやすい環境で提供する」――。日本マイクロソフト 執行役員 最高技術責任者(CTO)の榊原彰氏は、同社のAI戦略の基本姿勢をこう表現する。 同社では、「AIの民主化」という表現とともに、「みんなのAI」という表現を用いているが、この言葉に共通して込められた意味は、多くの人が利用できる、より身近なAIの実現を目指しているという点だ。 重要な役割を担う「Cognitive Services」 Microsoftでは、エージェント、アプリケーション、サービス、インフラストラクチャーという4つの観点から、AIを実現。その中核となる機械学習サービスにおいては、同社のクラウド基盤「Microsoft Azure」の上に、「Cognitive Services」「Azure Machine Leaning」「CNTK(