蒙古襲来絵詞の高精細画像は九大コレクションで公開しています(自由な二次利用も可能です。詳しくは「権利情報」欄をご覧ください)。 http://hdl.handle.net/2324/411726 「蒙古襲来絵詞」(もうこしゅうらいえことば)は鎌倉時代の肥後国御家人竹崎季長(たけざき・すえなが)が作成したもので、文永・弘安の役(元寇)の様子が絵と詞書に克明に記録されています。 「蒙古襲来絵詞」の原本(現在、宮内庁所蔵)は、近世に熊本藩士大矢野家が所蔵していました。18世紀末に、この絵巻物が発見されると、大名や文人たちの関心をよび、多くの模本が作成されました。 現在、「蒙古襲来絵詞」の模本は40種類ほどが知られており、本ページでご紹介する九州大学附属図書館所蔵「蒙古襲来絵詞」(九大本)は、近世後期に肥後の阿蘇神社にあった模本をさらに写したものです。 この九大本は楽翁本(宮崎県立総合博物館所蔵)