樹脂(プラスチックス)は熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂に大別され、超音波溶着が可能なプラスチックスは熱可塑性樹脂に限定されます。又、熱可塑性樹脂は非晶性樹脂と半結晶性樹脂に分類されます。ここでは樹脂間での超音波溶着の適合性について説明を致します。 プラスチックは熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂に大別されます。熱硬化性樹脂は分子構造が3次元的で一度成形した後は熱を加えても溶融することはありません。一方、熱可塑性樹脂は鎖状高分子である為に成型後、熱を加えると溶融する特性があります。従って、超音波溶着が可能なプラスチックは熱可塑性樹脂に限定されます。 又、熱可塑性樹脂は非晶性樹脂と半結晶性樹脂に分類されます。非晶性樹脂は下記に示す様に鎖状高分子結合をしています。半結晶性樹脂は鎖状分子結合でも一部が規則正しい分子配列をしています。その特性から、非晶性樹脂は半結晶性樹脂より超音波溶着が、より容易です。 アクリ