【阿久津篤史】サッカーくじ(スポーツ振興くじ、toto)の対象を国内サッカーだけでなく、ワールドカップ(W杯)などの国際大会やイングランド1部(プレミア)リーグに広げる関連改正法案が26日、参院本会議で可決、成立した。来年1月から新しいくじが売り出される見込みだ。 東京都が招致を目指す2020年夏季五輪の開閉会式会場になる国立競技場(東京都新宿区)の建て替え費用1300億円の財源の一部にする。売り上げの最大5%を充てることができると定めた。くじを運営する文部科学省の外郭団体、日本スポーツ振興センターによると、昨年は約844億円だった売り上げが、1千億円程度に伸びるという。 また、政令で当選金の最高限度額を引き上げ、現在は繰り越しで最高6億円を、最高15億円にする。昨年4月に上がった宝くじの限度額に合わせ、これまでの購入者が宝くじに流れないようにする。ただ、法案をとりまとめた遠藤利明衆院