昔からオカルト話が好きである。とはいえ、女性によく好まれるような占いであるとかパワースポットであるとか、そういうものは範囲外だ。 自分が好むのは怪談であり都市伝説であり民俗信仰であり奇妙な事件だ。溺愛しているのは奇妙な物語と民俗史だ。 この説明で膝を打ち感心するのは同好の士だけだろう。そこで例を挙げよう。オカルトと呼ばれるものの中で自分が好むモノのだ。 ちなみに自分が基本的に「見たら呪われる」だとか「怖い画像」だとかの類いは大嫌いなので苦手な人も安心して読み進めてもらっていい。 迷信・疑似科学 201X年、世界は文明に包まれた!科学は進歩し、インフラは積み重なり、全ての迷信が死滅したかのように見えた。だが、疑似科学は死滅していなかった! 如何に現代人が歴史を紐解き古代の風習をあざ笑い「昔の人たちはみんな馬鹿だったんだね」などと言ってみたところで人間の知性自体が大きく進化してきたワケではない