文房具を活用して、自らの内面を見直したり発想を整理したり、問題を発見してその解決に役立てる。そういう本は世の中にいろいろあります。 ジャンルの名前こそ決まっていないものの、これからも登場し続けるでしょう。 かつてはその代表が『知的生産の技術』(梅棹忠夫 岩波新書)であり、しばらく前なら『情報は一冊のノートにまとめなさい』(奥野宣之 ダイヤモンド社)だったわけです。 このジャンルには共通する要素があります。それは、 利用する[文具][使い方][目的] の3つです。 たとえば『知的~』では、[文具]情報カード(京大カード)です。これを1枚1項目で[利用]し、情報整理という[目的]がかなうわけです。 『~「100年日記」』もこの3つの要素から出来ています。タイトルに100年日記とありますが、100年書き続けるわけではありません(可能ならばそれはそれですばらしいことですが)。本書が伝えているのは、