国土交通省は5日の有識者検討会で、スキーツアーや観光などの貸し切りバスの夜間運転上限を原則400キロ以内などとする規制の導入を提案した。関越自動車道で乗客7人が死亡したバス事故を受け、旅行会社が企画して貸し切りバス会社が運行する高速ツアーバスでは7月から、同等の新基準が導入されている。 検討会は20日までに結論を出し、了承されれば12月1日から導入される見通し。 提案によると、スキーバスや観光バスなど夜間に長距離運行する貸し切りバスは、運転手の実車距離が400キロを超える場合、交代運転手を配置する必要がある。特別な安全対策を講じたり、途中で十分な休憩と休息を入れたりする場合は500キロに延長できる。 実施状況をチェックするため、バスターミナルなどで各地方運輸局が一斉点検を行う。