今、最後までこの記事を書いて、結構熱い文章だったのに、操作ミスで文章が全部消えて、マジでテンションがなくなっている藤田です。講談社BOXさんにご恵投いただいた至道流星さんの流水大賞作『雷撃☆SSガール』を読んで、現代における「システム改変的想像力の作品群」の重要性について延々書いていたのですが…… 仕方ないので、要点だけもう一度書き直すことにします。 現代において、エンタテイメントの想像力が、セカイ系からバトルロワイヤルのモードに変化しており、それは社会を反映しているのだというのが、宇野常寛が『ゼロ年代の想像力』で提示した見取り図であった。そしてそのバトルロワイヤルの「決断主義」の時代において、それをもたらした小泉改革のような新自由主義の政策自体は不可避だと捉えた上で、小さな共同体を作り、そこを新自由主義的なもののバッファにするという『ラストフレンズ』を代表とするような作品を、宇野は「生き