卓球男子で五輪に4大会連続で出場した松下浩二(41=グランプリ大阪)が16日、全日本選手権(来年1月13~18日・東京体育館)を最後に現役を引退すると発表した。引退後は卓球の普及活動や選手のマネジメントなどの仕事を継続するほか、ことし4月に就任した日本卓球協会理事も続ける。93年に卓球で日本初のプロ選手となった松下は、海外のリーグでもプレー。五輪には92年バルセロナから04年アテネまで4大会連続で出場した。全日本選手権のシングルスは4度優勝。97年世界選手権では男子ダブルスで銅メダルを獲得した。「32年間の選手生活を悔いなく送れた」と話した。