考えすぎの病理ってあるんですよね。考えて考えて深みにハマり、結局何も得られない。考えすぎたことで、得るものがないところにハマりこむ。混雑はしているものの、おいしい果実がなっている場所を見過ごし、空いている奥地にたどりつく。人はいない。しかし果実もそこにない。他に人がいないから独占はできるけども、独占する対象物がない。 ディベート初心者がよく陥りやすい罠があるんです。 誰も使わない論理で攻める 「人の裏をかこう」という発想。良く言えば「独自性」「オリジナリティ」であり、「奇襲」でもある。普遍的・一般的テーマであればあるほど、そして少しかじった初心者であればあるほど、「人の裏をかく」ということに対する意識が何故か強くなる。わかりきった論題であればこそ、これまでにないことをしたくなり、経験が少しあれば尚更、他の経験者に差をつけたくなる。「人に差をつける」をこうした戦略面で実現したくなる。 しかし