来春に予定されている北陸新幹線金沢開業後も金沢―和倉温泉のJR七尾線で特急の運行が続くことになった。JR西日本の真鍋精志社長が28日、谷本正憲知事に伝えた。金沢と能登半島を結ぶ特急の維持を要望してきた県の関係者も胸をなで下ろした。 金沢―和倉温泉の特急は、大阪発着の「サンダーバード」4往復のほか、名古屋発着の「しらさぎ」、越後湯沢発着の「はくたか」が1往復ずつで計1日6往復ある。JR西は大阪発着を1往復に減らす一方、新たに金沢―和倉温泉にシャトル型の特急を5往復運行させる。同じホームで乗り換えできるようにする。 これで、JR七尾線の区間では現行の6往復が維持されることになる。運行ダイヤや使う車両は検討している。