外交でも、本音の「麻生流」=「友好はお題目」−中国に警戒感も 外交でも、本音の「麻生流」=「友好はお題目」−中国に警戒感も 【北京24日時事】麻生太郎首相は24日、外遊先の中国でも、本音をオブラートで包まずにぶつける「麻生流」を披露した。胡錦濤国家主席らの前で、日中両国が競い合いながら「共益」を目指すという考え方を打ち出し、「親中派」の福田康夫前首相の外交路線とは一線を画した。 「友好というお題目のために互いに遠慮するような関係ではなく、両国が切磋琢磨(せっさたくま)して協力していくことが真の『戦略的互恵関係』だ」。首相は北京で開かれた「日中平和友好条約締結30周年記念レセプション」で、両国の指導者がこれまで腐心してきた「日中友好」を「お題目」と言い切り、日中は「ライバル関係」にあると位置付けた。 発言の背景には、中国が経済的にも外交的にも存在感を高める中で、今後は日本と対等の条件で競