突然ですがここでクイズです。バイオラバーは山本化学工業株式会社が開発した特殊なラバーで、「人体が持つ波長にもっとも近いバイオウェーブを出し、その共振効果によって、健康づくりや医療分野などで活躍」しているそうです。以下に引用する臨床実験で、「バイオラバーが糖尿病に効果があると実証された」と主張されています。Q.:この実験でバイオラバーの効果が実証されたと言えますか?理由をつけて答えてください。 ■「バイオラバー」応援サイト*1の■バイオラバーの効果*2より引用 インスリン非依存型の糖尿病に効果 糖尿病には2つのタイプがあり、バイオラバーは、このうちの2型、つまりインスリン非依存型に効果があることが、臨床実験で実証されています。 バイオラバーを膵臓のある位置にあてて軽くマッサージを続けると、血糖値が下がりはじめます。 個人差はありますが、多くの症状改善例が報告されています。 バイオラバーを使っ
TAKESANさんのエントリへのコメントの流れから気の体感方法について,書き起こそうと思いました。私自身,これを神秘体験だと思ってないのです。なぜかって,神秘と決める以前に,まだ検証する余地があまりにも沢山あるからです。でも,多くの人が,例えば「波動」とかを用いた危うい商売をやっている人たちにとっては,「気功」というのは,見かけ非常に関連領域としては近いようで,詐欺行為を行うには良いツールになり得るのと思います。魔法使いだと見せかける人たちに対しての防衛術ネタとしては,こちらの土俵の上で,少しずつ披瀝しておくことは,有意義だと思っています。反疑似科学批判論者たちは,疑似科学批判する人たちが,自分たちが知っている深い世界を知らないからだというロジックを使いたがりますから。 また,それが真に不可思議なものであったとしても,神秘体験可能なことと,その団体組織製品の価値とは全く関係ないどころか,逆
2008.07.02 ニセ科学の思考形態 (4) テーマ:今日どんな本をよみましたか?(90620) カテゴリ:読書 マイクル・シャーマー 「なぜ人はニセ科学を信じるのか<1> 奇妙な論理が蔓延するとき」 「なぜ人はニセ科学を信じるのか<2> 歪曲をたくらむ人々」 読了。(共に岡田靖史訳・ハヤカワ文庫NF) 疑似科学の内幕や非科学性・不合理性を暴露する本……ではなく、疑似科学・ニセ科学の類を信じてしまう人間の思考形態に焦点を当てて考察を行った本。 科学とは、今現在の認識で最も合理性のある考えの集積であるらしい。 その意味では科学もあやふやなのかもしれないが、「○○は××だから△△」とはっきりとした形で言い切ってくれるニセ科学を信じたがるのは、現状の苦悩を解き放ってくれる簡潔な回答を望む人間の「逃げ」であるとも言える。 だって、大真面目に勉強するよりそっちの方が遥かに楽なんだから。 が、だか
秋葉原の事件の結果か、ワイドショー、夕刊紙などで滅茶苦茶な「原因探しゲーム」が行われている。そんな中、岡田尊司氏の『脳内汚染』の文庫版が発売になった。本編の部分については、以前に書いたのだが、今回、そのあとがき部分について、あまりにも酷い部分が多いので、その部分に絞って書いてみたいと思う。 まず、著者は単行本が発売された際、様々な反響があったことを示す。その中には、「ゲーム脳」理論と混同したものなど、「読んだのか?」と思えるようなものもあったり、「見識と品格を疑うような反応もあった」と言う。 それは、「根拠に乏しい」と大学の名誉教授が述べたことを、業界がパンフレットにして学校に配ったなどことなどを挙げ、さらに「バーチャル社会のもたらす弊害から子供を守る研究会」での一幕を挙げる。以下は、引用である。 ものものしい空気の中、密室で行われた警察庁の研究会は、極めて神経をすり潰すものであった。ゲー
Liber Studiorum 様にふられてしまったので、メモ追加。 猫猫先生 、すごい。これが載らないって変ですよ! ちなみに、ハイエナについてですが、「ヒトは食べられて進化した/ドナ・ハート; ロバート W.サスマン 」「死肉をあさる動物」という一般的なイメージとはちょっと違う動物さんのように思いました。マスコミとハイエナをいっしょにするとハイエナがかわいそうかもしれません (余計な話ですいません)。 -------------- 『週刊朝日』の見出しはひどいなあ。「若者に気をつけろ」だって。実は私にも取材申し込みがあったのだが、通り魔無差別殺傷事件のようなものは五年、十年に一度くらい、社会的に不遇な者によって起こされているもので、当人の「彼女ができない」といった言に過剰に意味づけするのは間違いである、マスコミはこういう事件に意味づけしすぎる、と電話で言ったが、どうやら採用されなかった
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