ニューヨーク(CNN) トランプ前米大統領による政権への返り咲きは、米国のメディアにとって一つの転換点となる。その変化が大きいのか小さいのかは、まだ定かではない。トランプ氏が大統領選でハリス副大統領を破ったことで、メディアの信頼性や影響力及びその視聴者を巡る疑問が浮上している。中には数年経たなければ答えられないような疑問もある。 それでもジャーナリストたちは互いに問いかけている。今回の選挙で起きた「レッドウェーブ(赤い波=共和党の圧勝)」は、米国における情報環境について何を伝えているのかと。 トランプ氏が5日投開票の大統領選を制して以降、忠実な支持者の一部は、トランプ氏の勝利によりニュースメディアが完全否定されたと断言した。6日午前のある時間帯、ウェブマガジン「フェデラリスト」の主要見出しはトランプ氏に関するものではなく、「大手メディア産業複合体」こそが「2024年の最大の敗者」だと主張す