“脱”路上生活へのステップとして、ホームレスが共同経営する売店が10月1日、大阪市北区の地下鉄駅構内でオープンします。雑誌販売でホームレスの自立支援を行う有限会社「ビッグイシュー日本」が大阪市の提案に応じたもので、試行的に1年間運営されます。27日、市内で会見した販売員らは「売り上げを上げてせめてアパートに住めるようになりたい」(60歳男性)と意気込みを語りました。 経営者になるのは、雑誌『ビッグイシュー』の路上販売を続けているホームレス4人です。4カ月を1期として1年間で12人が参加する予定で、4人が3時間交代で『ビッグイシュー』を販売、売り上げは4等分します。接客の引き継ぎや売り上げ・在庫管理などをホームレスが共同で行う事業は世界的にも珍しいといいます。 地下鉄御堂筋線梅田駅と四つ橋線西梅田駅間にある3平方メートルの空き店舗で出店します。改装は市内のデザイン会社が担当。「気分的に仕事に