2005/03/04 構想 以前に紹介した読者の作品の中で折り曲げ回数が多い小型のTQWTをご存知でしょうか? これは大変面白いアイデアなのですが、過去の経験では折り曲げ回数が増えると旨く共鳴しなくな る可能性があります。 これはなにもTQWTだけの問題ではなく共鳴管タイプ全般に起こり得る事 です。 それと折り曲げ回数が多くなると不要な共鳴を押さえる吸音材の調整もかなりややこしいと 言うか難しくなります。 一方音響迷路型スピーカーは、低音増強能力はあまり高くはありませんが非力なスピーカーにも使 え、妙なくせに悩まされ調整に苦労する心配もありません。 このタイプをよく共鳴管タイプと混同する方がいますが、共鳴管タイプはパイプ自身の共鳴効果を使 っているのに対し音響迷路型ではスピーカー背面から放射される音のうち中音(概ね150Hz以上)を音道にに貼った吸音材で吸収してしまい、低域だけを放射します