学校法人「加計学園」問題が急展開した。愛媛県が21日、国会に提出した新しい文書によると、安倍晋三首相が2015年2月に加計学園理事長と面会し、獣医学部新設構想の説明を受けて「いいね」と話したという。立憲民主党や共産党などの左派野党は、17年1月に新設計画を知ったとする過去の答弁と食い違うとして、「文書が事実なら、内閣総辞職だ!」と一斉に騒ぎ立てているが、文書には不可解な点も残る。 「ご指摘の日に理事長と会ったことはない。念のため、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」 安倍首相は22日午前、官邸で記者団にこう述べ、愛媛県の新文書に記されていた加計孝太郎理事長との面会を否定した。加計学園も21日、「理事長が15年2月に総理とお会いしたことはございません」とのコメントを出している。 問題の文書によると、15年2月25日に加計氏が15分間、安倍首相と面会し、愛媛県今治市に設置予定の獣医学部で、