米連邦捜査局(FBI)のレイ長官=10月31日、米ワシントンDCの米国議会議事堂/Mandel Ngan/AFP/Getty Images (CNN) 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は10月31日、米国内の反ユダヤ主義が「歴史的な水準」に達しつつあるとの認識を示した。 同日開催された上院公聴会で述べた。反ユダヤ主義台頭の一因として、「ユダヤ人コミュニティーは立場を問わない様々なテロリストから標的にされる」と指摘。その中には欧米育ちの暴力的な過激派や、外国のテロ組織、米国内の暴力的な過激派も含まれると説明した。 米当局の統計によれば、ユダヤ人が米国社会に占める割合は約2.4%に過ぎないが、宗教に根ざしたヘイトクライム(憎悪犯罪)のおよそ6割がユダヤ人を対象にしている。 FBIはテロ対策の合同チームやヘイトクライムの捜査、情報共有といった法執行当局の取り組みを通じて、反ユダヤ主義の高まりに対