MRワクチン接種が普及したら麻疹が流行しなくなって、若いドクターも麻疹を診る機会がなくなりました。
早期診断の際の課題です。
2015年3月に麻疹排除達成してから、もう対策が終わったと思われているかもしれません(そう思いたいほどたいへんでした)。
でも、麻疹排除のあとも努力が必要です。伝えていくという仕事です。
2013年には「風疹」レクチャースライドをいくつもつくりました。
2016年には「 . . . 本文を読む
細菌検査結果の臨床的な読み方を学ぼう! あなたは、その感受性(S)を信じられるか?
第三回EBICセミナー in Kobe
NPO法人EBIC(Evidence-Based Infection Control)研究会が毎年行っているセミナーで、細菌検査についての最新の情報をお届けするセミナーです。CLSIという米国の団体が推奨する細菌検査法は、多くの日本の病院で採用されており、毎年改訂が行われ . . . 本文を読む
書評や推薦の言葉をお断りするようになり、久しくなります。理由は簡単、「読了するのが大変」だからです。
以前から「本当に読んでから推薦や書評を書いているのかな?」と疑問に思う先輩がたを見るにつけ、自分だけは著者に無礼になるような事だけは避けたい・・と自戒してきました。
それでも今回は違います。非常に良い本が友人・知人・自分によって上梓されるからです。
詳細は、今年のエイズ学会をお楽しみに・・
. . . 本文を読む
昨日、突然、サンフランシスコから、四半世紀も友人関係が続く男から電話の「履歴」が・・
編集長:電話した?
LT:Yopp. By accident
編集長:なんだ・・忙しいのに・・May I help you ?
LT:Hows gooon man ?
編集長:りっすん、あいむ、だむ、びじーNow ?
LT: OK See ya soon
編集長:らいっ ばいっ
ところで、昨日の肩の手ですが . . . 本文を読む
EBIC研究会からのセミナーのご案内です。
細菌検査結果の臨床的な読み方を学ぼう! あなたは、その感受性(S)を信じられるか?
講師
上原由紀(順天堂大学)、本郷偉元(武蔵野赤十字病院)、堀越裕歩(東京都立小児総合医療センター)、林俊誠(前橋赤十字病院)
毎年、行っているセミナーで、細菌検査についての最新の情報をお届けするセミナーです。毎年、CLSIという米国の団体が細菌検査の改訂を行い、多 . . . 本文を読む
「せん妄をおこす薬剤」には抗菌薬もならんでいるので、感染症を学ぶ人たちにとっても、身近なテーマです。
高齢である、入院している、麻酔や手術が関与している場合には混乱やせん妄がおきるのは珍しくはありません。
ファンタジーを経験する薬としては、抗HIV薬のエファビレンツでのエピソードが有名ですね。
好ましいものだったり、怖いものだったり、患者さんによってその語りがかなり多様ですが。
いないもの . . . 本文を読む
2-3年前から「梅毒が増えている!」問題視され、メディアの皆さんも記事にしてくださっていますが、
減少に転じる向きはなく、ブレークスルーとなるような新薬の開発もイケてる予防法もありません。
そもそも、世界の標準的な治療であるペニシリンの注射という選択肢がありません。
このような中、患者さんも医師も困っています。
東京都がすごいことになっていますが、他の地域の医師が教えてくれるところによると、 . . . 本文を読む
(報道発表内容・連絡文書をもとに随時加筆修正)
日本、念願の麻疹排除!やったー!という輝かしいニュースからそう時間はたっていませんが、
「え?また麻疹が流行?」
と背筋がぞぞっとする情報が2件。
(そういえば~、この前の大規模アウトブレイクは2007年ごろでした。そろそろ来るかも、だって感受性者はたくさん残っている、ぼそぼそ)
1つは千葉県の松戸中心に広がっている事例。
7月22日が . . . 本文を読む
HIV感染症は命にかかわる病気であり、相手にうつしてしまうかもしれない恐怖、高額な医療費など個人や社会にとっても課題が大きく、「どのようにすれば感染を防げるのか」について数十年の努力が続いています。
このような中で、他の国なら選べる予防の選択肢を日本では提供できていないという問題が生じています。
ドラッグラグというわけでもありません。薬はすでに国内にもあります。
使う側の医療者、医療の準備不足 . . . 本文を読む
さてふと目にした記事ですが日本にとっても非常に大きな問題です。
詳細は元の論文を読んで頂きたいのですが、平たく言えば「新しい耐性菌の出現、新しい抗菌薬の開発に、耐性検査が追いついていない・・」という現実です。
ブレイクポイントを、どこに設定するのか、検査室での「MIC」が臨床的な効果「S」「I」「R」と相関しているのか・・
このような検討は時間がかかり、当然、耐性菌の出現、新しい抗菌薬の開発に追 . . . 本文を読む