今日の覚書、集めてみました

いつの間にか、10歳になりました。

中国でのデモ参加者逮捕関連記事@Telegraph

2005-04-27 00:00:05 | Telegraph (UK)
5. China parades ’the guilty’ to placate Japan
By Richard Spencer in Beijing
The Daily Telegraph: April 27, 2005

http://www.telegraph.co.uk/
※ユーザー登録(無料)の必要あり。“International News”の中に掲載。
"I let down my university, my teachers as well as my students," said Yin Xiufeng, a university physical education instructor. "I hope others can learn a lesson from me."

テレグラフ紙は捕まっちゃった人の談話を掲載しています。大学の体育教官ですか…「大学を、教師を、そして生徒達をボクは裏切ってしまった。どうか皆がボクから教訓を学んでほしい」ですて。モデルのような罪人ですね(笑)。そういえば、つい数十年前、そう、何万人も飢え死にさせられたあの頃ですよ、あの頃にも赤い服を着た少年少女がギャアギャア叫び散らして片っ端から気に入らない人をとっ捕まえて「反省しろ~、反省せんか~」とドツキ回して度々死に至らしめていましたっけ。歴史は繰り返すのでございます。

The freedom given to three weekends of protest across China this month contrasted sharply with the authorities’ hostility to other forms of political activity.

それにしてもテレグラフはチクチクと来ますね。今月3週間にわたる中国全土でのデモ解禁は、他の政治活動に対する政府の弾圧と、鮮やかなコントラストを描き出した、なんて、嫌味じゃあございませんか(きゃっきゃっ)。

さあ、反日デモを弾圧し始めた中共。危険日と言われている5月4日を目前に、元在日中国大使などをあちこちに派遣して、反日デモを行わないよう根回し講演をさせているのだとか。

…そんな事で本当にコントロールとれるんだったら、先の3週間のデモだって鎮められたでしょうが。だから「官製デモだ」と世界中で言われるんですよ。ワタクシ的にはもっとガ~ンドカ~ンボカ~ンとやって頂く方がありがたいんですけどね。

そうそう、TVで「ツアーが取り止めにならないんだから大丈夫でしょ」とGWに中国旅行しようとしていたオバサン。結構です。行って下さい。自分で学べ、この平和ボケ馬鹿女。

Telegraphの大人の目

2005-04-26 00:00:04 | Telegraph (UK)
5. Europe is blind to Asian instability
The Daily Telegraph: April 26, 2005

http://www.telegraph.co.uk/
※ユーザー登録(無料)の必要あり。“Opinion”の中に掲載。
Given its extremely parochial tenor, it is not surprising that recent events in East Asia - deteriorating relations between China and Japan, China and Taiwan, Japan and South Korea, the United States and North Korea - have not figured in the British general election. Yet their impact is global, as the recent farce over the lifting of the European Union’s arms embargo on Beijing has demonstrated.
(拙訳:悪化する日中・台中・日韓・米韓関係など、昨今の東アジアにおける事件の数々が、イギリスの総選挙に織り込まれていないのは、恐ろしく偏差な趣意を考えるに、驚くまでもない事だ。しかしながら、EUの武器輸出規制撤廃に関する先日の茶番劇が示すように、その影響はグローバルである。)

ううむ…なんだか…テレグラフ紙の方がBBCよりも良い視点を持っている事にショックです(苦笑)。日本の教科書がどーのこーの、日本は歴史を歪曲しただのどーのこーの、日本人の奥さんがいながら左巻きの在北京記者のどーのこーの…阿呆じゃなかろうか。

ま、それは良いと致しまして、そうです。この一件の余波を受け、1989年の天安門事件から凍結していた武器輸出を「そろそろほとぼりもさめたろう」とフランスが再開しようとしておりましたが、人権問題は解決していないわ安全保障の点から見れば危なっかしいわで、ワシントンも噛み付いた。結局、EUもほぼ無期限に、再び武器輸出凍結へハンドルを切らざるを得なくなったのです。(日本人としては「えーこっちゃ」でございます。)

The whole episode is yet another instance of European myopia in dealing with a part of the world whose strategic significance is so much better grasped on the far side of the Atlantic.
(拙訳:全ての出来事は、大西洋の反対側の方が戦略的意味を良く掴んでいる世界の或る地域とのやり取りにおける、ヨーロッパの近視眼的行動の更なる一例です。)

…それ、BBCに言って下さいよ…今日からテレグラフも観察対象にしますね。これは凄い。驚きました。