技術的解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 07:02 UTC 版)
「LHD (プラズマ装置)」の記事における「技術的解説」の解説
原子核融合炉を実現するためには、各フェーズがある。研究炉(本装置がそれに当たる)、実験炉(ITERなどがそれに当たる)、実証炉(商業実証運転を行う装置)、そして商業炉である。2008年現在の原子核融合技術は、研究炉と実験炉の中間に当たるフェーズに相当する。 核融合技術で商業実証運転までたどり着けるのは、建設費などの制約条件により、当面はトカマク型が先行している。しかしながら、日本としては将来的には慣性型やヘリカル型なども候補に挙がってくると考えられるので、現在も研究を継続している(慣性型・大阪大学、ヘリカル型・本研究所)。
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技術的解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/03 18:03 UTC 版)
AODVルーティングプロトコルはオンデマンドで経路を探索する。すなわち、あるノードがデータパケットを送信しようとしたとき、経路確立要求が発生し、経路が確立される。AODVでは送信先シーケンス番号を使い、最近の経路を特定する。Dynamic Source Routing (DSR) との大きな違いは、DSRでは送信元ノードでのルーティングを採用しており、データパケットにたどるべき完全な経路情報が格納されている点である。一方、AODVでは送信元ノードや中間ノードはそのフローでの次のホップ(ノード)に関する情報だけを持っている。オンデマンド方式のルーティングプロトコルでは、送信元ノードが送信先への経路を知らない場合、RouteRequest パケットをネットワークにばらまく。1つの RouteRequest で異なる送信先への複数の経路が得られることもある。AODVと他のオンデマンド方式のルーティングプロトコルの主な違いは、AODVが「送信先シーケンス番号 (DestSeqNum)」を使い、その送信先への最新の経路を識別する点である。受信したパケットのDestSeqNumがノードの保持しているDestSeqNumより大きい場合のみ、そのノードは経路情報を更新する。 RouteRequest には「送信元識別子 (SrcID)」、「送信先識別子 (DestID)」、「送信元シーケンス番号 (SrcSeqNum)」、「送信先シーケンス番号 (DesSeqNum)」、「ブロードキャスト識別子 (BcastID)」、「寿命 (TTL)」というフィールドがある。DestSeqNum は送信元が受け入れた経路の新しさを示している。中間のノードが RouteRequestを受け取ると、単に次に転送するか、送信先への正しい経路を知っている場合はRouteReplyを返す。中間のノードでの経路情報が正しいかどうかは、そのノードの持つ送信先シーケンス番号とRouteRequestパケットにある送信先シーケンス番号を比較することで判断する。同じRouteRequestを複数回受け取ったことはBcastIDとSrcIDの組で識別でき、二度目以降の場合は単に捨てる。正しい経路情報を持つ中間ノードでも送信先ノード自身でも、RouteReplyパケットを送信元に送ることができる。RouteRequestを転送中の中間ノードでは、転送元ノードのアドレスとBcastIDを保持しておく。そして対応するRouteReplyが一定時間以内に戻ってこない場合、その情報を消去する。これにより、データパケットの送信元ルーティングを行わないAODVで、アクティブな経路を中間ノードが保持することでルーティングを助ける。あるノードがRouteReplyパケットを受け取ると、そのパケットの転送元ノードに関する情報を保持しておき、データパケットを対応する送信先へ転送する際の転送先の決定に利用する。
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技術的解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 16:32 UTC 版)
GSM転送は一連のバースト (burst) で構成される。典型的な通信路の片方向では、1つのバーストは4.614ミリ秒ごとに送信され、その中に114ビットの有効な情報が格納されている。A5/1はその114ビットに対応した鍵ストリームを生成するもので、それを平文にXORで結合してから変調する。A5/1の初期化には64ビットの鍵と公開されている22ビットのフレーム番号を用いる。GSMで実際に使用されている実装では、鍵のうち10ビットが0に固定されていて、実質的な鍵の長さは54ビットになっている。 A5/1は、3つの線形帰還シフトレジスタ (LFSR) を組み合わせ、不規則にクロック供給することで構成されている。3つのシフトレジスタの詳細は次の通り: LFSR番号ビット数帰還多項式クロック用ビット入力ビット1 19 x 18 + x 17 + x 16 + x 13 + 1 {\displaystyle x^{18}+x^{17}+x^{16}+x^{13}+1} 8 13, 16, 17, 18 2 22 x 21 + x 20 + 1 {\displaystyle x^{21}+x^{20}+1} 10 20, 21 3 23 x 22 + x 21 + x 20 + x 7 + 1 {\displaystyle x^{22}+x^{21}+x^{20}+x^{7}+1} 10 7, 20, 21, 22 ビットの番号は最下位ビット (LSB) を0としている。 レジスタへのクロック供給は、クロックビットの多数決で決まる。それぞれのレジスタにクロックビットがひとつずつある。サイクル毎に3つのレジスタのクロックビットを調べ、多数決で0か1かを決める。そして、そのレジスタのクロックビットと多数決の結果が等しいレジスタだけにクロックが供給される。したがって、サイクル毎に2つか3つのレジスタにクロックが供給される。各レジスタがステップを進める確率は3/4である。 初期状態では、各レジスタの内容は0に設定されている。そしてここに64サイクルかけて64ビットの秘密鍵を次のように入力していく。 0 ≤ i < 64 {\displaystyle 0\leq {i}<64} のサイクル番号について、i番めの鍵のビットを各レジスタの最下位ビットにXORで入力する。 R [ 0 ] = R [ 0 ] ⊕ K [ i ] . {\displaystyle R[0]=R[0]\oplus K[i].} そして、各レジスタにクロックを供給する(最下位ビットの内容は1つ上のビットに移動する)。 同様に、22ビットのフレーム番号を22サイクルかけて追加していく。次に100サイクルの間ステップを進め(その間クロック供給は上述の多数決方式による)、その間の出力は捨てる。以上が完了すると、次のサイクルから114ビットの鍵ストリームを2つ出力する。1つめの114ビットはダウンリンク用、次の114ビットはアップリンク用である。
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技術的解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 15:28 UTC 版)
「Google ニュース」の記事における「技術的解説」の解説
2002年4月、ベータ版として紹介され、サービスは2006年1月23日にベータ版として公開された。アグリゲーションは(2008年6月31日現在)、19カ国語で40の地域について別々に行われており、さらに地域と言語の拡大が行われている。現在運用中の言語は、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、中国語、日本語、韓国語、オランダ語、アラビア語、ヘブライ語、ノルウェー語、チェコ語、ハンガリー語、スウェーデン語、ギリシア語、ロシア語、ヒンディー語、テルグ語、タミル語、トルコ語、マラヤーラム語である。 このサービスは、様々なニュースサイトに過去30日間に掲載されたニュース記事を対象としている。英語版では約4,500のサイトを対象としている[要出典]。他の言語ではもっと少ない。先頭ページには各記事の最初の200文字ぶん程度が掲載され、より大きなコンテンツ(元のサイト)へのリンクがある。
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技術的解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 07:16 UTC 版)
制御対象機器は一般にデイジーチェイン接続される。各機器には DMX512 in コネクタがあり、一般に DMX512 out コネクタもある(機器によっては DMX512 thru と表示されている)。コントローラの DMX512 out にケーブルを接続し、それを最初の機器の DMX512 in に接続する。2番目の機器は1番目の機器の DMX512 out と接続する。通常、最後の機器の DMX512 out にはターミネータプラグを装着する。これは、インピーダンスを整合させるための抵抗(通常120Ω)が2番と3番のピンの間にある単純な器具である。機器によっては自動ターミネート機能があり、ターミネータプラグが不要である。 コネクタ自体は5ピンのXLRだが、実際に使っているのはそのうち3ピンである。機器によっては3ピンのXLRコネクタを使っており、フォーンプラグのジャックでDMXを接続する機器もある。ただし、これらは規格に違反しており、プロ用機器では DMX512-A 準拠が一般化しつつある。DMX512-A では5ピンXLR以外の使用は原則禁止で、コネクタを設置するスペースがない場合は、アダプタを付属させることになっている。 ケーブルそのものの規格は DMX512 から除外され、2004年にケーブルに関する規格策定プロジェクトが始まった。ケーブル規格としては、ポータブルな規格と恒久的設備としての規格がある。これらは、各地を移動してショーを行う際に必要となるケーブルと劇場に備え付けの配線に対応している。さらに、インピーダンスとキャパシタンスの基準を定義することで利用可能なケーブルの手引きを提供している。例えば、マイクやオーディオ用ケーブルは特性が違うため、DMX512 に使うべきではない。そのようなケーブルはインピーダンスが低すぎ、キャパシタンスが大きすぎるため、DMX512 のケーブルとして使うとデータの誤りを引き起こしやすい。 Data Plus(3番ピン)と Data Minus(2番ピン)は通常とは信号の流れる方向が逆である(メスが out、オスが in)。DMX512-A のピン配置は次の通り Data Link Common Data 1- (主データリンク) Data 1+ (主データリンク) Data 2- (補助データリンク) Data 2+ (補助データリンク) 規定に反して2番と3番のピンの極性を逆転させているメーカーもあり、アダプタなどが必要になる。照明制御卓には極性セレクタがあることが多く、全体が逆の極性ならアダプタは不要である。 DMX512データリンクでは、まずデータ型を指定する開始コードを送信し、それに512チャンネルに対応した8ビットコードが続く。したがって一本のケーブルで512個までの調光または制御が可能である。それ以上の制御が必要であれば複数のDMX「ユニバース」を使用する。ユニバースとは、DMX512の1つのデータリンクを意味し、そのデータリンク上の全ての機器を意味する。制御を分離する目的でユニバースを分けることもある。例えば、調光と照明の向きの制御を異なるデータリンクにするなどである(それぞれが512のチャンネル全部を使わない場合も分けて制御する)。 DMX512のデータは EIA-485 の電気的仕様を使っている。DMXの仕様では、電気信号については EIA-485 を参照することになっている。データは250kbit/sでシリアルに伝送され、1度に連続転送されるのは最大513バイトのパケットである。1バイトを DMX512-A では「スロット」と呼ぶ。このプロトコルでは1ビットのスタートビットと2ビットのストップビットを使い、データはリトルエンディアンである。パケットの先頭には最低でも88μ秒のブレーク信号があり、それに最低でも8μ秒の "Mark After Break" (MAB) が続く(1986年の規格では4μ秒だったが1990年に拡張された)。ブレーク信号は受信側にデータが後に続くことを予告するものである。ブレーク信号の後に最大513スロットが送信される。最初のスロットは「開始コード」であり、後に続くデータの種類を知らせるものである。照明や調光器向けの開始コードはゼロである。他の開始コードとしては、Textパケット、System Information Packet (SIP)、システム独自のもの、DMXのRDM (Remote Device Management) 拡張用などがある。 残りのスロットは実際のレベルデータである。最大512スロットを送信し、受信側がスロットを数えて自分のチャンネルを捉える必要がある。DMXには誤り検出訂正機能がないので、受信側がスロットを受信しそこなわないことが重要である。 最大長のパケットの送信には約23ミリ秒かかるので、リフレッシュレートは約44Hzである。リフレッシュレートを高くするには、送信チャンネル数を減らせばよい。これは、512チャンネルを全て送信し終える前に次のパケットを送信し始めるということを意味する。最小パケット長は24チャンネルぶんである。しかし、受信側が短いパケットに対応できないものが多いため、多くの送信器は512チャンネルを常に送信するようになっている。 一般的な調光器は複数の照明を制御するので、複数スロットを使って調光レベルを決定する。一般に、一番小さいチャンネル番号を指定し、必要なチャンネル数ぶんをその機器が使用する。例えば6個の照明を調光する調光器が2台あると、1台目はチャンネル1から、2台目はチャンネル7から使用する。各スロットは1つの照明の調光に対応している。スロットで示されたレベル数値の解釈(プロファイル)も様々である。線型プロファイルであれば、スロットの値がそのまま照明の強さに対応する。例えば、プレヒート・プロファイルではスロットが示す値が5%未満であれば、5%の出力をキープしておき、5%を超えると線型に出力を変化させる。 照明を自動的に動かす場合、連続するチャンネルを使って様々な制御を行う。例えば、次のような制御が並んでいる。 調光 色 ゴーボー(種板) 水平移動(パン) 垂直移動(チルト) ゴーボーのチャンネルの値はグループ化して種板の選択に使う。例えば、0 - 20 は種板なし、21 - 40 は種板1番、41 - 60 は種板2番といった風になる。また、同じチャンネルで種板の回転を指示することもできる。 DMX512 のケーブルで機器をデイジーチェインする場合、ケーブル長が長くなると信号が劣化する。そのためDMXバッファをよく使う。DMXバッファは DMX512 in は1つだが、DMX512 out を複数持っていて、それぞれに機器をデイジーチェイン接続できる。DMXバッファを使わずにケーブルを二股にすることはできない。分岐点で信号の反射が発生し、誤動作の原因になる。
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技術的解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 17:21 UTC 版)
コムフィルタにはフィードフォワード型とフィードバック型がある。これらの名称は追加する信号を遅延させる方向に対応している。 コムフィルタは、離散信号でも連続信号でも実装できる。ここでは主に離散信号での実装を解説する。連続信号用コムフィルタも特性はよく似ている。
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