核兵器禁止条約の署名・批准を日本政府に求める一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」は22日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授賞式を振り返るオンラインイベントを開いた。式典に合わせてノルウェー・オスロに渡航した参加者が現地の様子を報告し、来年の被爆80年に向けて思いを新たにした。
イベントでは、日本被団協代表団で最も若い参加者だった林田光弘さん(32)が「被爆者の人生や被団協の歩みを事実として並べた田中熙巳さんのスピーチは本当に力があった」と授賞式を振り返り、「『被爆の実相』の中身など、私たちの想像以上に世界には伝わっていない。被爆80年の来年を大事な時期として活用したい」と意気込んだ。NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)国際運営委員の川崎哲さん(56)は「核…
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